まちクル|豊田・みよし・長久手の情報WEBマガジン

豊田・みよし・長久手の
地域情報・お店情報WEBマガジン

店舗を探す店舗を探す

SHARE

【豊田】自然の中で育つ、毎日が遠足みたいな「森のようちえん てんとうむし」

【豊田】自然の中で育つ、毎日が遠足みたいな「森のようちえん てんとうむし」

「自分のことを好きと思える人になる」という理念のもと、「森のようちえん てんとうむし」は、2014年から主に愛知県みよし市、豊田市を中心に活動を開始。

「大人がさせたいこと」ではなく「子どもがしたいこと」を地域や仲間、保護者の方たちとみんなで見守りながら、晴れた日も雨の日も森や畑など、野外で子どもたちは元気に過ごしています。

 

CONTENTS

    森のようちえんとは?

    日本でも、活動の広がりが期待されている「森のようちえん」とは、北欧諸国ではじまったとされる、未就学の子どもを対象とした自然活動を軸にした子育て・保育・教育の総称です。

    団体ごとにその活動内容は大きく異なり、保護者が立ち上げた園のほか、保育スタッフが運営している園など様々です。

    現在では費用の面でも、「多様な集団活動事業の利用支援事業」により、各市町から補助金が交付されています。

    活動場所は?

    今回の取材で訪れたのは、「小坂の郷」というビオトープや田んぼのある豊かな森の中。夏は水遊びができる池などがある公園、冬には焚き火ができる場所など、季節などによってさまざまな場所で活動しています。

     

    「森のようちえん てんとうむし」の一日

    取材時は、森の中の東屋からスタート。

    ※「森のようちえん てんとうむし」の活動時間は、9:30~14:00。

    荷物を置き、子どもたちが集まってきたら出欠の確認をします。

    保護者の方の見守りの参加は、月二回ほどの当番制ですが、仕事をされている保護者の方もいるので、みんなで協力し調整しあっています。ほかにも、保育士さんやサポートスタッフの方など5名ほどいるので手厚いですね。

    森の中ならではの準備、蚊取り線香に火を点けるのも自分たちで進んで行います。年長さんたちが、マッチをつかって上手に点けていました。

    準備が整ったら絵本の時間、はじまりの合図のようです。

    ランチも、開始後すぐに食べる子がいたり、遊びに夢中でお迎え時間ぎりぎりに食べだしたり、食べずに持ち帰ることもあるのだとか。遊びが途切れないよう、ランチタイムも自由です。

    絵本の時間が終わると自由遊びの時間。保育カリキュラムを用意しなくても、どんどん魅力的なことを見つけ、飽きることなく行動していく子ども達。先回りせず、失敗しても解決方法を自分たちで考えることを自然に身に付けていきます。

    感動の瞬間を共有しながら、子ども達が遊びに没頭できるよう、大人は黒子に徹し見守ります。子どもたちの声をかき消さないよう大きな声を出すこともありません。常駐する保育士さんの伝える言葉や対応も、目の前で見ることができるので保護者の方にとっても日々の育児の参考になるそうです。

    何度も挑戦し、誇らしげに「トンボを捕まえたよ。」と見せに来てくれたお友達。トンボを持つ手もかっこいいですね。

    大人にも垣根なく、自然体で話しかけてくれる子供たち。見てほしい、聞いてほしい発見がある度、遠くから目を輝かせて走ってきてくれます。自分から発信できる力もすくすく育ちそうですね。

    「ザリガニのかごとってー」と呼ぶ声がするほうへ見に行ってみると、大量のザリガニとドジョウが仕掛けにかかっていました。自然の中では、いろいろな生き物との触れ合いも盛りだくさんです。

    楽器の音が聞こえると、自然と演奏会がはじまります。子どもたちはもちろん、オカリナやウクレレをさらっと弾けるスタッフさんも素敵ですね。

    最後に、森の中を駆け回りながら踊るダンスに合わせてオリジナルの歌まで披露してくれました。

    卒園児さん、保護者さんからの声

    空の下で制限なく遊びに没頭できる経験を通して、子供に体力がつき、一日中元気で過ごせるようになった、一緒に悩んだり笑ったりできる仲間ができ心強かったなど、保護者の方にとっても子育てをより楽しめるような居場所になっているようです。

    卒園児さんからは、毎日が遠足みたいで楽しかった、いろんなことに挑戦できた、何より、特別な経験を共有してきた大切な仲間に出会えたことがよかったとの感想を多く聞くことができました。

    子どもたちだけでなく、保護者の方同士も一緒に子育てを経験してきた仲間として関係は続いているそう。卒園後も、ほっと安心して過ごせる心のよりどころになっています。

    大切なのは、子どもたちのありのままを受け止め、のんびりと自分のペースで遊びに没頭する経験や自らの五感で感じ取り、本物を知ること。「森のようちえん てんとうむし」での経験は、一生の財産として子どもたちの中に育まれていきます。

    子どもたちの感動で目を輝かせる姿を見に一度、体験してみてはいかがでしょうか?

     

     

    ※掲載情報は取材時のものになります。
    最新情報は、対象施設・園の公式ホームぺージ等でご確認ください。

     

    森のようちえんとは?

    日本でも、活動の広がりが期待されている「森のようちえん」とは、北欧諸国ではじまったとされる、未就学の子どもを対象とした自然活動を軸にした子育て・保育・教育の総称です。 団体ごとにその活動内容は大きく異なり、保護者が立ち上げた園のほか、保育スタッフが運営している園など様々です。 現在では費用の面でも、「多様な集団活動事業の利用支援事業」により、各市町から補助金が交付されています。

    活動場所は?

    今回の取材で訪れたのは、「小坂の郷」というビオトープや田んぼのある豊かな森の中。夏は水遊びができる池などがある公園、冬には焚き火ができる場所など、季節などによってさまざまな場所で活動しています。  

    「森のようちえん てんとうむし」の一日

    取材時は、森の中の東屋からスタート。 ※「森のようちえん てんとうむし」の活動時間は、9:30~14:00。 荷物を置き、子どもたちが集まってきたら出欠の確認をします。 保護者の方の見守りの参加は、月二回ほどの当番制ですが、仕事をされている保護者の方もいるので、みんなで協力し調整しあっています。ほかにも、保育士さんやサポートスタッフの方など5名ほどいるので手厚いですね。 森の中ならではの準備、蚊取り線香に火を点けるのも自分たちで進んで行います。年長さんたちが、マッチをつかって上手に点けていました。 準備が整ったら絵本の時間、はじまりの合図のようです。 ランチも、開始後すぐに食べる子がいたり、遊びに夢中でお迎え時間ぎりぎりに食べだしたり、食べずに持ち帰ることもあるのだとか。遊びが途切れないよう、ランチタイムも自由です。 絵本の時間が終わると自由遊びの時間。保育カリキュラムを用意しなくても、どんどん魅力的なことを見つけ、飽きることなく行動していく子ども達。先回りせず、失敗しても解決方法を自分たちで考えることを自然に身に付けていきます。 感動の瞬間を共有しながら、子ども達が遊びに没頭できるよう、大人は黒子に徹し見守ります。子どもたちの声をかき消さないよう大きな声を出すこともありません。常駐する保育士さんの伝える言葉や対応も、目の前で見ることができるので保護者の方にとっても日々の育児の参考になるそうです。 何度も挑戦し、誇らしげに「トンボを捕まえたよ。」と見せに来てくれたお友達。トンボを持つ手もかっこいいですね。 大人にも垣根なく、自然体で話しかけてくれる子供たち。見てほしい、聞いてほしい発見がある度、遠くから目を輝かせて走ってきてくれます。自分から発信できる力もすくすく育ちそうですね。 「ザリガニのかごとってー」と呼ぶ声がするほうへ見に行ってみると、大量のザリガニとドジョウが仕掛けにかかっていました。自然の中では、いろいろな生き物との触れ合いも盛りだくさんです。 楽器の音が聞こえると、自然と演奏会がはじまります。子どもたちはもちろん、オカリナやウクレレをさらっと弾けるスタッフさんも素敵ですね。 最後に、森の中を駆け回りながら踊るダンスに合わせてオリジナルの歌まで披露してくれました。

    卒園児さん、保護者さんからの声

    空の下で制限なく遊びに没頭できる経験を通して、子供に体力がつき、一日中元気で過ごせるようになった、一緒に悩んだり笑ったりできる仲間ができ心強かったなど、保護者の方にとっても子育てをより楽しめるような居場所になっているようです。 卒園児さんからは、毎日が遠足みたいで楽しかった、いろんなことに挑戦できた、何より、特別な経験を共有してきた大切な仲間に出会えたことがよかったとの感想を多く聞くことができました。 子どもたちだけでなく、保護者の方同士も一緒に子育てを経験してきた仲間として関係は続いているそう。卒園後も、ほっと安心して過ごせる心のよりどころになっています。 大切なのは、子どもたちのありのままを受け止め、のんびりと自分のペースで遊びに没頭する経験や自らの五感で感じ取り、本物を知ること。「森のようちえん てんとうむし」での経験は、一生の財産として子どもたちの中に育まれていきます。 子どもたちの感動で目を輝かせる姿を見に一度、体験してみてはいかがでしょうか?     ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・園の公式ホームぺージ等でご確認ください。  

    SHARE

    • X
    • Facebook
    • Line

    安井 弥生 安井 弥生

    1978年愛知県生まれ。名古屋市在住のフォトグラファー。デザイン事務所、百貨店内写真室での勤務を経て、2017年よりフリーランス。企業や病院、雑誌やWEB用の人物や料理、商品などの撮影をしています。企業やフォトスクール、市民講座などでの講師経験もあり。一児の母。 趣味は旅行と読書。とくに東南アジアが好きで、愛読書は、沢木 耕太郎の「深夜特急」や小林 紀晴の「アジアン・ジャパニーズ」など。

    SHOP DATA

    ライフ スクール・習い事 豊田 みよし

    MACHIKURU MACHIKURU

    RECOMMEND

    おすすめ特集記事

    ライフ のおすすめ記事

    豊田,みよし のおすすめ記事

    PICK UP

    ピックアップ