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【豊田】気軽にアートにふれられる街のコーヒー屋さん「East Enders -Coffee&Chocolate」

【豊田】気軽にアートにふれられる街のコーヒー屋さん「East Enders -Coffee&Chocolate」

豊田市駅から徒歩2分、豊田参合館のすぐ近くに位置する「East Enders -Coffee&Chocolate(イーストエンダーズ コーヒー&チョコレート)」。スペシャルティコーヒーとクラフトチョコレートが味わえるとともに、アート作品も展示しているコーヒーショップです。


もともとは豊田参合館の一角でコーヒーブースを構えていましたが、2020年5月に移転し店舗を構えました。

厳選されたコーヒーやカカオ豆から手作りするクラフトチョコレートに加え、アートや本に関する活動も行うオーナーの山谷さんご夫婦。ギャラリーを兼ねたお店はアート作品の展示に加え、ワークショップやイベントの拠点にもなっています。


East Endersのオーナー 山谷麻美子さん/明広さん

CONTENTS

    East Endersは「好き」を追求して実現した空間


    もともとは会社員として働いていたお二人ですが、興味半分で出席した「創業塾」が大きな転機となりました。そこで「起業するなら何をするか?」というテーマで考えたところ、「自分たちが楽しいと思える場所を作りたい」と強く思ったそう。好きなことというのは、車や、アート、本、旅行などです。

    しかし、そういう空間をいきなり立ち上げるのはハードルが高いという点から、二人とも好きだった「コーヒー」を入り口にすれば、間口を広げられるのではないかと考えたのです。

    こうして、創業塾をきっかけに参合館のブースでコーヒーショップを営業することになりました。


    当時は二人とも会社員だったため、コーヒーショップの営業は週末の土日のみ。もともとコーヒーが好きでコーヒーセミナーやバリスタ養成セミナーに二人で通っていたこともあり、お客さんからの評価も上々だったそう。

    常連さんも増えてきて、そろそろ自分たちが思い描く空間を実現したいと思い、参合館近くにちょうど良い物件が見つかったため「East Enders」のオープンに至ります。


    現在、お二人は会社を辞めてお店を運営していますが、麻美子さんはグラフィックデザイン、ライター、編集のお仕事も請け負っていたり、明広さんは写真、動画撮影、編集の仕事のほかクリエイターとして写真の個展を開いたりと、マルチに活躍しています。

    また、チョコレートのワークショップの定期開催や古本市「とよたブックマーケット」の主催も。「East Enders」は地域の人に愛されるコーヒーショップでありながら、お二人の活動の拠点にもなっています。

    味のタイプや淹れ方が選べる
    こだわりのスペシャルティコーヒー


    「East Enders」で扱っているのは、すべてスペシャルティコーヒーです。ブレンドはせず、一つの産地の豆を使う「シングルオリジン」を採用し、焙煎後5日以内の新鮮なコーヒー豆だけを使用しています。産地は季節によって異なりますが、常時3〜4種類から選択可能です。

    いずれも中煎り、中深煎りを選んでいるので誰でも飲みやすいのが特徴ですが、その中でもどっしりした深いもの、酸味が楽しめるもの、軽めでフルーティーなものと、キャラクターが異なる豆を取りそろえています。


    エチオピア 900円

    コーヒーの淹れ方はドリップ・サイフォン・エアロプレスの3種類から選択可能。それぞれ風味や味の特徴が異なるため、気分やシーンに合わせて選ぶのも良いでしょう。


    サイフォンでコーヒーを抽出中。

    ドリップ:豆の味がしっかりと感じられます。
    サイフォン:角が取れて丸くなり、クリアな味わいで飲みやすくなります。
    エアロプレス:豆の油分が出るためオイルっぽさが出て、舌触りがとろっとしてコクとうまみが生まれます。


    フラスコやアルコールランプのような器具を使うサイフォンは、お湯が沸き上がり抽出されたコーヒーが下がる様子が楽しめるのも大きな魅力。お店でゆったりと過ごしたいときや、コーヒーを淹れる工程も楽しみたいときにサイフォンを頼む人が多いそうです。

    カカオ豆の状態から手作りする
    クラフトチョコレート


    クラフトチョコレートは「ビーントゥーバーチョコレート」と同様の意味で使われる言葉で、カカオ豆の状態からチョコレートバーになるまで一貫して作ることを言います。

    市販のチョコレートは大規模な工場でチョコレートに加工されたものをベースにしているものが多い一方、「East Enders」はカカオ豆の買い付けから加工まですべて自分たちで行い、カカオ豆の産地ごとにチョコレートを販売しています。


    クラフトチョコレート2枚入り 各450円

    カカオ豆の皮や胚芽はチョコレートになったときに苦味や雑味になるため、ていねいな下処理が必要です。すべて手作業できれいに取り除くのは、時間も手間も掛かりますが、完成したクラフトチョコレートは驚きのおいしさ。

    カカオ75%と高配合ですが、苦味は強くなく上品な味わいです。カカオの産地によってナッツや柑橘、赤ワインのような酸味など、感じられる特徴もガラリと変わって個性豊かなこともクラフトチョコレートの魅力と言えます。


    チョコレートクッキーやチョコレートドリンクの素も販売しています。

    時期によって取り扱う産地は異なりますが、常時5種類ほど置いているそう。愛知県でクラフトチョコレートが食べられるお店は少ないため、コーヒーと合わせてぜひお試しください。

    アート作品を身近に感じられる
    ギャラリーとしての役割も


    白を貴重とした明るい店内には、アート作品がいくつも展示されています。コーヒーを飲みながら、ゆったりとアート鑑賞するのも楽しみ方の一つです。

    展示される作品は1〜2ヶ月で変わり、山谷さんがギャラリーなどで見かけて気になった作家さんへオファーを出しています。


    east_enders_coffee_chocolateのInstagramより引用

    取材時(6月上旬)に伺った際は、東海地方を拠点に活動するB-BOY(ブレイクダンサー)兼作家の辻將成(つじまさなり)さんの写真・映像作品が展示されていました。
    ※本展示は6月25日まで

    また、秋には豊田市美術館で開催される「フランク・ロイド・ライト  世界を結ぶ建築」の企画展に合わせて、帝国ホテルのレンガにまつわる展示を予定しているとのこと。展示内容やイベントはInstagramなどで発信しているので、ぜひチェックしてくださいね。

    コーヒー・チョコレート・アートが楽しめる
    「East Enders -Coffee&Chocolate」に立ち寄ろう


    「East Enders」は、厳選されたスペシャルティコーヒーとクラフトチョコレートが味わえるカフェでありながらアート作品にも触れられる、山谷さんご夫婦の好きが詰まったこだわりの空間です。

    ギャラリーや美術館へ行くのは少し身構えてしまう方でも、カフェでおいしいコーヒーを飲みながら作品をのんびり眺めてみると、アートを身近に感じられるのではないでしょうか。
    アート好きな方も、豊田市美術館へ行く際に立ち寄ってみるのもおすすめです。

    また、毎月開催されている「チョコレートのワークショップ」は、カカオの皮を剥くところからチョコレートにするまでを体験できる貴重な機会でもあります。チョコレート好きはもちろん、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。店頭・メール・InstagramのDMから参加申込が可能です。

     

     

    ※掲載情報は取材時のものになります。
    最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

    East Endersは「好き」を追求して実現した空間

    もともとは会社員として働いていたお二人ですが、興味半分で出席した「創業塾」が大きな転機となりました。そこで「起業するなら何をするか?」というテーマで考えたところ、「自分たちが楽しいと思える場所を作りたい」と強く思ったそう。好きなことというのは、車や、アート、本、旅行などです。 しかし、そういう空間をいきなり立ち上げるのはハードルが高いという点から、二人とも好きだった「コーヒー」を入り口にすれば、間口を広げられるのではないかと考えたのです。 こうして、創業塾をきっかけに参合館のブースでコーヒーショップを営業することになりました。 当時は二人とも会社員だったため、コーヒーショップの営業は週末の土日のみ。もともとコーヒーが好きでコーヒーセミナーやバリスタ養成セミナーに二人で通っていたこともあり、お客さんからの評価も上々だったそう。 常連さんも増えてきて、そろそろ自分たちが思い描く空間を実現したいと思い、参合館近くにちょうど良い物件が見つかったため「East Enders」のオープンに至ります。 現在、お二人は会社を辞めてお店を運営していますが、麻美子さんはグラフィックデザイン、ライター、編集のお仕事も請け負っていたり、明広さんは写真、動画撮影、編集の仕事のほかクリエイターとして写真の個展を開いたりと、マルチに活躍しています。 また、チョコレートのワークショップの定期開催や古本市「とよたブックマーケット」の主催も。「East Enders」は地域の人に愛されるコーヒーショップでありながら、お二人の活動の拠点にもなっています。

    味のタイプや淹れ方が選べる こだわりのスペシャルティコーヒー

    「East Enders」で扱っているのは、すべてスペシャルティコーヒーです。ブレンドはせず、一つの産地の豆を使う「シングルオリジン」を採用し、焙煎後5日以内の新鮮なコーヒー豆だけを使用しています。産地は季節によって異なりますが、常時3〜4種類から選択可能です。 いずれも中煎り、中深煎りを選んでいるので誰でも飲みやすいのが特徴ですが、その中でもどっしりした深いもの、酸味が楽しめるもの、軽めでフルーティーなものと、キャラクターが異なる豆を取りそろえています。 エチオピア 900円 コーヒーの淹れ方はドリップ・サイフォン・エアロプレスの3種類から選択可能。それぞれ風味や味の特徴が異なるため、気分やシーンに合わせて選ぶのも良いでしょう。 サイフォンでコーヒーを抽出中。 ドリップ:豆の味がしっかりと感じられます。 サイフォン:角が取れて丸くなり、クリアな味わいで飲みやすくなります。 エアロプレス:豆の油分が出るためオイルっぽさが出て、舌触りがとろっとしてコクとうまみが生まれます。 フラスコやアルコールランプのような器具を使うサイフォンは、お湯が沸き上がり抽出されたコーヒーが下がる様子が楽しめるのも大きな魅力。お店でゆったりと過ごしたいときや、コーヒーを淹れる工程も楽しみたいときにサイフォンを頼む人が多いそうです。

    カカオ豆の状態から手作りする クラフトチョコレート

    クラフトチョコレートは「ビーントゥーバーチョコレート」と同様の意味で使われる言葉で、カカオ豆の状態からチョコレートバーになるまで一貫して作ることを言います。 市販のチョコレートは大規模な工場でチョコレートに加工されたものをベースにしているものが多い一方、「East Enders」はカカオ豆の買い付けから加工まですべて自分たちで行い、カカオ豆の産地ごとにチョコレートを販売しています。 クラフトチョコレート2枚入り 各450円 カカオ豆の皮や胚芽はチョコレートになったときに苦味や雑味になるため、ていねいな下処理が必要です。すべて手作業できれいに取り除くのは、時間も手間も掛かりますが、完成したクラフトチョコレートは驚きのおいしさ。 カカオ75%と高配合ですが、苦味は強くなく上品な味わいです。カカオの産地によってナッツや柑橘、赤ワインのような酸味など、感じられる特徴もガラリと変わって個性豊かなこともクラフトチョコレートの魅力と言えます。 チョコレートクッキーやチョコレートドリンクの素も販売しています。 時期によって取り扱う産地は異なりますが、常時5種類ほど置いているそう。愛知県でクラフトチョコレートが食べられるお店は少ないため、コーヒーと合わせてぜひお試しください。

    アート作品を身近に感じられる ギャラリーとしての役割も

    白を貴重とした明るい店内には、アート作品がいくつも展示されています。コーヒーを飲みながら、ゆったりとアート鑑賞するのも楽しみ方の一つです。 展示される作品は1〜2ヶ月で変わり、山谷さんがギャラリーなどで見かけて気になった作家さんへオファーを出しています。 east_enders_coffee_chocolateのInstagramより引用 取材時(6月上旬)に伺った際は、東海地方を拠点に活動するB-BOY(ブレイクダンサー)兼作家の辻將成(つじまさなり)さんの写真・映像作品が展示されていました。 ※本展示は6月25日まで また、秋には豊田市美術館で開催される「フランク・ロイド・ライト  世界を結ぶ建築」の企画展に合わせて、帝国ホテルのレンガにまつわる展示を予定しているとのこと。展示内容やイベントはInstagramなどで発信しているので、ぜひチェックしてくださいね。

    コーヒー・チョコレート・アートが楽しめる 「East Enders -Coffee&Chocolate」に立ち寄ろう

    「East Enders」は、厳選されたスペシャルティコーヒーとクラフトチョコレートが味わえるカフェでありながらアート作品にも触れられる、山谷さんご夫婦の好きが詰まったこだわりの空間です。 ギャラリーや美術館へ行くのは少し身構えてしまう方でも、カフェでおいしいコーヒーを飲みながら作品をのんびり眺めてみると、アートを身近に感じられるのではないでしょうか。 アート好きな方も、豊田市美術館へ行く際に立ち寄ってみるのもおすすめです。 また、毎月開催されている「チョコレートのワークショップ」は、カカオの皮を剥くところからチョコレートにするまでを体験できる貴重な機会でもあります。チョコレート好きはもちろん、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。店頭・メール・InstagramのDMから参加申込が可能です。     ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

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    いずの うみ いずの うみ

    愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。 趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。

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