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【フォーラムエイト・ラリージャパン2023】
豊田市を中心に愛知・岐阜県の各地で開催!
見どころ、注目ポイントは?

【フォーラムエイト・ラリージャパン2023】  豊田市を中心に愛知・岐阜県の各地で開催!  見どころ、注目ポイントは?

FIA世界ラリー選手権(WRC)2023シーズンの最終戦(第13戦)となる「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」が、2023年11月16日(木)〜19日(日)に開催されます。開催地は、豊田スタジアムを拠点とする豊田市内5か所に加え、愛知県(岡崎市、新城市、設楽町)、岐阜県(中津川市、恵那市)に設けられるSS(スペシャルステージ)。

フォーラムエイト・ラリージャパンは昨年に続き2度目の開催ですが、今年は豊田スタジアムに設置されるSSS(スーパースペシャルステージ)が注目ポイントです!

フォーラムエイト・ラリージャパンの開催を目前にして、今大会の見どころや魅力について、豊田市の担当者・岩田紘明さんにお話を伺いました。

フォーラムエイト・ラリージャパンのプロモーション全般を担当している岩田紘明さん
(ラリーまちづくり推進課職員。ラリージャパン2023実行委員会事務局員)

CONTENTS

    FIA世界ラリー選手権(WRC)&フォーラムエイト・ラリージャパン2023とは

    – さっそくですが、FIA世界ラリー選手権(WRC)とフォーラムエイト・ラリージャパン2023について教えてください。

    岩田さん:「WRCは、一般の公道を使って行われるモータースポーツ『ラリー』の世界最高峰の大会です。1年間かけて世界各地を周り、公道を競技区間にしたスペシャルステージ(SS)を走ってタイムを競います。各国で行われるラウンドの勝敗でポイントを獲得し、ポイント数に応じて勝敗も決まる仕組みです。

    2023年のWRCは世界13カ国で開催され、最終ラウンドとなる第13戦目の大会が『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』です。2023年を締めくくる日本ラウンドのラリージャパンは、シーズンチャンピオンが決定する注目の大会といえるでしょう。」

    – ラリージャパン2023年は主催団体として、豊田市も参画しているのですね。

    岩田さん:「はい。主催は豊田市、トヨタ・モータースポーツ・クラブ、特定非営利活動法人M.O.S.C.Oの3者による共同で、自治体が競技の主催者となるのは全国で初めてのケースです。

    豊田市は、ラリージャパンを単なる興行イベントではなく、極めて公共性の高いスポーツイベントとして考えています。豊田市は市内の製造業で働く人の約85%が自動車関連産業に従事する『クルマのまち』である一方、市域の約7割を森林が占める『森林都市』でもあります。山間部の公道を使って行われるラリーとの親和性が高いこともあり、豊田市の『山村の振興』『交通安全の推進』『産業の振興』につながる重要なイベントです。

    ラリーの迫力やドライビングテクニックとともに、豊田市の山間部の美しい風景も楽しんでいただきたいです。」

    豊田スタジアム内に競技コースが出現!
    レースに加え楽しいコンテンツが目白押し

    – フォーラムエイト・ラリージャパン2023の見どころはどんなところでしょうか?

    岩田さん:「今年はなんといっても、豊田スタジアムSSSエリアですね。スタジアム内に競技コースが設置され、2台同時のデュアル走行が見られます。通常のラリーは1台ずつの走行ですが、ここだけは2台同時走行となりコース内には立体交差などもあるので、よりレースらしさやスピード感、迫力が楽しめると思います。

    レース開始は夜19時ごろですが、スタジアムでは日中のイベントも開催予定です。かつてのレジェンドドライバーによるデモ走行や、少し本格的な子ども用カートでコースを走れる体験などがあります。金・土曜日の朝にはコースウォークも企画していて、前日のレースで落ちたタイヤカスやパーツなどが見られるかもしれません。」

    – 楽しそうな企画が盛りだくさんですね!

    岩田さん:「そうなんです。さらに、イベントエリアやサービスパークにも足を運んでもらえるようなコンテンツを用意しています。イベント広場では、トークショーや公開収録に加え、たくさんのキッチンカーが並んだり縁日のような屋台が出たり、車関係やオフィシャルグッズが買えたりと、子どもから大人まで楽しめるよう準備中です。

    ドライバーやメカニックがハイスピードでメンテナンスや修理を行う様子が見られるサービスパークも、見どころ満載ですよ。」

    豊田スタジアムのサービスパーク

    豊田スタジアムのサービスパーク

    豊田市内のSSの見どころは?

    – 豊田市内には豊田スタジアムSSのほか、鞍ヶ池SD、伊勢神SS&旭高原SS、稲武ダムSS、三河湖SSも開催されますが、それぞれの見どころやポイントを教えてください。

    <鞍ヶ池SD(11月16日)>

    岩田さん:「まず、ラリー本番前に行われるテスト走行『シェイクダウン(SD)』が行われる鞍ヶ池ですが、コースは去年と逆走行となっています。連続するコーナーやラウンドアバウ(環状交差点)などがあり、音と煙が上がる豪快なドリフトとドーナツターンが見どころですね。観戦エリアの鞍ヶ池公園は芝生広場が広くて過ごしやすく、若草山の丘の上からもきれいに見られます。」

    <伊勢神SS(11月17日)&旭高原SS(11月19日)>

    旧伊勢神トンネルの中を走り抜けるラリーカー

    旧伊勢神トンネルの中を走り抜けるラリーカー

    岩田さん:「伊勢神SS&旭高原SSは、どちらも観戦エリアは旭高原元気村になります。伊勢神SSは上の写真のように旧伊勢神トンネルを通過するところは見られませんが、元気村内の牧場沿いを走行するので、複雑に入り組んだコーナーを巧みに駆け抜けるラリードライバーのテクニックは見どころです。

    旭高原SSは、2023年を締めくくるラリー全体の最後のSSとなるので、特に緊迫感ある走りが見られるでしょう。ポディウム(セレモニアルフィニッシュなどのセレモニーの表彰台)も開催されるので、シャンパンファイトも見学できますよ。

    旭高原元気村は、キャンプ場を利用すればアウトドアとセットでゆったりと楽しめる会場です。前日からキャンプをして、夜には星を眺めたりお酒を飲んだり、朝は早く起きて場所取りをしたり、さまざまな過ごし方ができます。地元の食材を使ったキャンプセットや日帰りで観戦できるプランも用意しているので、ファミリーやグループでの観戦にもおすすめです。」

    <稲武ダムSS(11月17日)>

    岩田さん:「稲武ダムSSは、紅葉とラリーカーの美しい写真が撮れると人気のあるSSです。午前と午後のSSのあいだには、道の駅『どんぐりの里』までの送迎があるので、ご飯を食べたりお土産を買ったりと観光も楽しめます。静かな山林をものすごい速さでラリーカーが駆け抜けていくという、ラリーの醍醐味を存分に感じられる場所です。」

    <三河湖SS(11月18日)>

    岩田さん:「三河湖SSは日本らしい風景とラリーカーの組み合わせが見られる大人気のSSです。特にイチオシなのは『神社ンクション(神社×ジャンクション)』!熊野神社の鳥居とラリーカーの組み合わせは、日本でのラリー開催を象徴するシーンと言えるのではないでしょうか。

    三河湖SSは、前半は林道、中盤以降は集落を駆け抜けるコースとなっています。『手づくり工房山遊里』の裏手の農道では、いくつもの水田が斜面に並ぶ棚田と集落を背景にラリーカーが疾走するシーンも見られますよ。」

    豊田スタジアム・SS以外でもラリー気分が味わえる!

    – フォーラムエイト・ラリージャパン2023はラリーに詳しくない人でも楽しめるのでしょうか?

    岩田さん:「はい、楽しめるポイントはたくさんあると思います。例えば、SSから別のSSへの移動区間『リエゾン』もラリーの醍醐味の一つです。リエゾンはチケットを購入していなくてもラリーカーが見られて、ときにはドライバーが手を振り返してくれることもあります。いつも生活で使っている道路を、一般車両と同じように交通ルールを守ってラリーカーが走るので、ラリーをより身近に感じられるのではないでしょうか。

    ついさっきまで100km/h以上の猛スピードで山林を駆け抜けていたラリーカーと信号待ちで並んだり、目の前をゆっくりと走っていく様子は非日常感もありますよね。

    また、豊田市駅前から豊田スタジアムまで、スタンプラリーも行う予定です。誰でも気軽に参加できますし、道中にはラリーカーの写真をプリントしたデザインマンホール蓋(全24デザイン)も設置しています。歩きながらラリー気分を楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。デザインの種類や設置箇所は、豊田市のWebサイトで公開しています。」

    見どころ満載のフォーラムエイト・ラリージャパン2023を楽しみ尽くそう!

    豊田市を中心に愛知・岐阜県の各エリアで開催されるフォーラムエイト・ラリージャパン2023。今年は特に豊田スタジアムエリアが注目を集める人気イベントです。

    イベント中は子どもから大人まで広く楽しめるコンテンツが充実しているため、ラリーに詳しくない方でもラリーの魅力をたっぷりと感じられるでしょう。

    豊田スタジアムをはじめ各SSのチケットはWEBサイトで購入可能です。旅行気分も味わえる宿泊プランもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

    チケットの購入&発売状況はこちら

     

     

    ※掲載情報は取材時のものになります。
    最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

    FIA世界ラリー選手権(WRC)&フォーラムエイト・ラリージャパン2023とは

    - さっそくですが、FIA世界ラリー選手権(WRC)とフォーラムエイト・ラリージャパン2023について教えてください。 岩田さん:「WRCは、一般の公道を使って行われるモータースポーツ『ラリー』の世界最高峰の大会です。1年間かけて世界各地を周り、公道を競技区間にしたスペシャルステージ(SS)を走ってタイムを競います。各国で行われるラウンドの勝敗でポイントを獲得し、ポイント数に応じて勝敗も決まる仕組みです。 2023年のWRCは世界13カ国で開催され、最終ラウンドとなる第13戦目の大会が『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』です。2023年を締めくくる日本ラウンドのラリージャパンは、シーズンチャンピオンが決定する注目の大会といえるでしょう。」 - ラリージャパン2023年は主催団体として、豊田市も参画しているのですね。 岩田さん:「はい。主催は豊田市、トヨタ・モータースポーツ・クラブ、特定非営利活動法人M.O.S.C.Oの3者による共同で、自治体が競技の主催者となるのは全国で初めてのケースです。 豊田市は、ラリージャパンを単なる興行イベントではなく、極めて公共性の高いスポーツイベントとして考えています。豊田市は市内の製造業で働く人の約85%が自動車関連産業に従事する『クルマのまち』である一方、市域の約7割を森林が占める『森林都市』でもあります。山間部の公道を使って行われるラリーとの親和性が高いこともあり、豊田市の『山村の振興』『交通安全の推進』『産業の振興』につながる重要なイベントです。 ラリーの迫力やドライビングテクニックとともに、豊田市の山間部の美しい風景も楽しんでいただきたいです。」

    豊田スタジアム内に競技コースが出現! レースに加え楽しいコンテンツが目白押し

    - フォーラムエイト・ラリージャパン2023の見どころはどんなところでしょうか? 岩田さん:「今年はなんといっても、豊田スタジアムSSSエリアですね。スタジアム内に競技コースが設置され、2台同時のデュアル走行が見られます。通常のラリーは1台ずつの走行ですが、ここだけは2台同時走行となりコース内には立体交差などもあるので、よりレースらしさやスピード感、迫力が楽しめると思います。 レース開始は夜19時ごろですが、スタジアムでは日中のイベントも開催予定です。かつてのレジェンドドライバーによるデモ走行や、少し本格的な子ども用カートでコースを走れる体験などがあります。金・土曜日の朝にはコースウォークも企画していて、前日のレースで落ちたタイヤカスやパーツなどが見られるかもしれません。」 - 楽しそうな企画が盛りだくさんですね! 岩田さん:「そうなんです。さらに、イベントエリアやサービスパークにも足を運んでもらえるようなコンテンツを用意しています。イベント広場では、トークショーや公開収録に加え、たくさんのキッチンカーが並んだり縁日のような屋台が出たり、車関係やオフィシャルグッズが買えたりと、子どもから大人まで楽しめるよう準備中です。 ドライバーやメカニックがハイスピードでメンテナンスや修理を行う様子が見られるサービスパークも、見どころ満載ですよ。」 [caption id="attachment_4409" align="alignnone" width="1024"]豊田スタジアムのサービスパーク 豊田スタジアムのサービスパーク[/caption]

    豊田市内のSSの見どころは?

    - 豊田市内には豊田スタジアムSSのほか、鞍ヶ池SD、伊勢神SS&旭高原SS、稲武ダムSS、三河湖SSも開催されますが、それぞれの見どころやポイントを教えてください。

    <鞍ヶ池SD(11月16日)>

    岩田さん:「まず、ラリー本番前に行われるテスト走行『シェイクダウン(SD)』が行われる鞍ヶ池ですが、コースは去年と逆走行となっています。連続するコーナーやラウンドアバウ(環状交差点)などがあり、音と煙が上がる豪快なドリフトとドーナツターンが見どころですね。観戦エリアの鞍ヶ池公園は芝生広場が広くて過ごしやすく、若草山の丘の上からもきれいに見られます。」

    <伊勢神SS(11月17日)&旭高原SS(11月19日)>

    [caption id="attachment_4397" align="alignnone" width="1024"]旧伊勢神トンネルの中を走り抜けるラリーカー 旧伊勢神トンネルの中を走り抜けるラリーカー[/caption] 岩田さん:「伊勢神SS&旭高原SSは、どちらも観戦エリアは旭高原元気村になります。伊勢神SSは上の写真のように旧伊勢神トンネルを通過するところは見られませんが、元気村内の牧場沿いを走行するので、複雑に入り組んだコーナーを巧みに駆け抜けるラリードライバーのテクニックは見どころです。 旭高原SSは、2023年を締めくくるラリー全体の最後のSSとなるので、特に緊迫感ある走りが見られるでしょう。ポディウム(セレモニアルフィニッシュなどのセレモニーの表彰台)も開催されるので、シャンパンファイトも見学できますよ。 旭高原元気村は、キャンプ場を利用すればアウトドアとセットでゆったりと楽しめる会場です。前日からキャンプをして、夜には星を眺めたりお酒を飲んだり、朝は早く起きて場所取りをしたり、さまざまな過ごし方ができます。地元の食材を使ったキャンプセットや日帰りで観戦できるプランも用意しているので、ファミリーやグループでの観戦にもおすすめです。」

    <稲武ダムSS(11月17日)>

    岩田さん:「稲武ダムSSは、紅葉とラリーカーの美しい写真が撮れると人気のあるSSです。午前と午後のSSのあいだには、道の駅『どんぐりの里』までの送迎があるので、ご飯を食べたりお土産を買ったりと観光も楽しめます。静かな山林をものすごい速さでラリーカーが駆け抜けていくという、ラリーの醍醐味を存分に感じられる場所です。」

    <三河湖SS(11月18日)>

    岩田さん:「三河湖SSは日本らしい風景とラリーカーの組み合わせが見られる大人気のSSです。特にイチオシなのは『神社ンクション(神社×ジャンクション)』!熊野神社の鳥居とラリーカーの組み合わせは、日本でのラリー開催を象徴するシーンと言えるのではないでしょうか。 三河湖SSは、前半は林道、中盤以降は集落を駆け抜けるコースとなっています。『手づくり工房山遊里』の裏手の農道では、いくつもの水田が斜面に並ぶ棚田と集落を背景にラリーカーが疾走するシーンも見られますよ。」

    豊田スタジアム・SS以外でもラリー気分が味わえる!

    - フォーラムエイト・ラリージャパン2023はラリーに詳しくない人でも楽しめるのでしょうか? 岩田さん:「はい、楽しめるポイントはたくさんあると思います。例えば、SSから別のSSへの移動区間『リエゾン』もラリーの醍醐味の一つです。リエゾンはチケットを購入していなくてもラリーカーが見られて、ときにはドライバーが手を振り返してくれることもあります。いつも生活で使っている道路を、一般車両と同じように交通ルールを守ってラリーカーが走るので、ラリーをより身近に感じられるのではないでしょうか。 ついさっきまで100km/h以上の猛スピードで山林を駆け抜けていたラリーカーと信号待ちで並んだり、目の前をゆっくりと走っていく様子は非日常感もありますよね。 また、豊田市駅前から豊田スタジアムまで、スタンプラリーも行う予定です。誰でも気軽に参加できますし、道中にはラリーカーの写真をプリントしたデザインマンホール蓋(全24デザイン)も設置しています。歩きながらラリー気分を楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。デザインの種類や設置箇所は、豊田市のWebサイトで公開しています。」

    見どころ満載のフォーラムエイト・ラリージャパン2023を楽しみ尽くそう!

    豊田市を中心に愛知・岐阜県の各エリアで開催されるフォーラムエイト・ラリージャパン2023。今年は特に豊田スタジアムエリアが注目を集める人気イベントです。 イベント中は子どもから大人まで広く楽しめるコンテンツが充実しているため、ラリーに詳しくない方でもラリーの魅力をたっぷりと感じられるでしょう。 豊田スタジアムをはじめ各SSのチケットはWEBサイトで購入可能です。旅行気分も味わえる宿泊プランもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。 チケットの購入&発売状況はこちら     ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

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    いずの うみ いずの うみ

    愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。 趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。

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