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【豊田】愛嬌たっぷりな猫たちとゆったりと触れ合える「NEKOTAMA-minimum(ねこたま ミニマム)」

ライフ 豊田

安井 弥生 安井 弥生 2024/03/13
【豊田】愛嬌たっぷりな猫たちとゆったりと触れ合える「NEKOTAMA-minimum(ねこたま ミニマム)」

愛知県豊田市の閑静な住宅街にある「NEKOTAMA-minimum(ねこたま ミニマム)」は、猫がいる暮らしを想像できるような自然体の猫たちとゆったりとふれ合える場所。

今回は、猫を保護し新しい家族へとつなぐ活動をしているオーナーの礒谷有記さんにお話を伺ってきました。

 

※情報は取材時のものです。
ご利用の際には、各施設・各店舗の最新情報をご確認ください。

CONTENTS

    「NEKOTAMA-minimum」とは?

    以前も同じ豊田市内で「譲渡型猫カフェ NEKO-TAMA」として営業されていましたが、コロナの影響などから一時的に閉店。2022年に移転し、リニューアルしました。

    「NEKOTAMA-minimum」の外観。自宅前の駐車場も利用可能です。

    新しくなった「NEKOTAMA-minimum」は、保護された猫が、オーナーさんがペットとして飼っている猫たちと一緒に家族のように過ごしています。個性があって魅力的なたくさんの猫たちと自由にふれ合うことができ、リラックスしたかわいらしい姿や表情を見ることができます。

    また、保護された猫を新しい家族へつなげる活動も引き続き行っています。

    受付で出迎えてくれたアルくん。しっかりお仕事も手伝ってくれそうです。

    受付で出迎えてくれたアルくん。しっかりお仕事も手伝ってくれそうです。

    来店の際には、念のため電話などで予約を。空いていれば予約なしで立ち寄ることも可能です。料金には1ドリンク代が含まれていますが、飲み物は蓋つきのものであれば持参してもOK。(食べ物は不可)平日は、予約状況によりますが3時間以上はどれだけいても3,000円で利用できます。

    【利用料金】
    平日  ……  1時間¥1,500(税込)1ドリンク付
    土日祝 ……  1時間¥1,700(税込)1ドリンク付
    ※延長30分につき¥500(税込) 11:00~20:00

    料金は、猫たちの食事やペットシーツ代などの生活にかかる費用や医療費などに使われています。また、猫たちの生活を守るための寄付金や物資なども受け付けています。

    扉を開けると家の中は、猫への愛情を感じる猫グッズでいっぱい。受付を済ませたら、猫たちが待つ2階へ。

    4部屋ある2階は、すべて猫たちのためのスペース。いろんな性格の猫たちの相性を考え、部屋が分けられています。

    入るとすぐ足元にすり寄ってきてくれる子、カメラを向けると興味津々な子、反応もさまざまです。

    キャットウォークやキャットタワーなど、インテリアもかわいくておしゃれ。どのお部屋も清潔に保たれ、とても快適です。

    ひとりでいるのが好きな一匹狼ならぬ一匹猫の「いおくん」。猫よりも人と過ごすほうが好きなようです。

    猫のためにこだわったインテリアは廊下にも。猫たちも居心地がよさそうです。

    階段にもお客さんからプレゼントされた猫のアートが飾られていました。

    階段にもお客さんからプレゼントされた猫のアートが飾られていました。

     

    愛情をたっぷり注がれたかわらしい猫たちがいっぱい

    急にどすんと高いところから落ちてしまうおっちょこちょいな子、抱っこされるのが好きな甘えん坊な子……。人と同じように、性格もそれぞれ違ってかわいらしい姿を見せてくれる猫たちがいっぱい。

    カメラを向けるとしっかりとカメラ目線をくれる長毛のマンチカンのイリーゼちゃん。

    カメラを向けるとしっかりとカメラ目線をくれる長毛のマンチカンのイリーゼちゃん。

    カーテンの後ろから様子をうかがうように顔をのぞかせるラグドールのエルちゃん。

    カーテンの後ろから様子をうかがうように顔をのぞかせるラグドールのエルちゃん。

    人からの虐待の経験があったり、飼い主さんの高齢化や病気などで飼うことができなくなったりと、ここに来るまでに一匹一匹それぞれにストーリーがあります。

    最初は悲しい記憶や環境の変化から、緊張する様子があったり、人に近付かなかった子も、愛情をたっぷり注がれストレスなく過ごすうちに、みんないい表情でくつろげるようになっていくのだそう。

    オーナーさんの飼い猫の二匹の黒猫。寝る時の姿も一緒の仲良し姉妹、フォルちゃんとティスちゃんです。

    保護猫活動をはじめるきっかけにもなったロシアンブルーのミルくんは、オーナーさんのはじめての飼い猫。ここにいる猫たちの中で一番長寿の19歳です。風格があり、物怖じしない性格で、小さい子に触られても平気なのだそう。

    「NEKOTAMA-minimum」の想い

    お話を伺ったオーナーの礒谷有記さん

    お話を伺ったオーナーの礒谷有記さん

     

    – 保護猫の活動をはじめようと思ったきっかけを教えてください。

    礒谷さん:「はじめて自分で猫を飼いはじめて、猫について色々調べていくうちに保護猫たちのことや猫の殺処分の現状を知ったのがきっかけですね。衝動的に、何かできることがあるのではないかと感じたんです。とりあえず、何かしようと。」

    – 思い立ってから、すぐ行動されたのですか?

    礒谷さん:「最初は、保護された猫たちの飼い主さん探しなどを個人ではじめました。分からないことばかりだったので、このエリアにはまだあまりなかった保護猫カフェに行ってみようと埼玉まで行ったり。勉強していく中で、自分でもやってみたいという気持ちが固まっていきました。」

    – 行動力がすごいですね。何がその原動力だったのでしょうか?

    礒谷さん:「はじめてのことなので、自分にできるのかな?資金はどうしたらいいんだろう?とか心配事はありましたが、それでも猫の殺処分をなくしたいという気持ちが一番でした。あとは、保護猫カフェの先輩や前職の社長さんから事業のノウハウや知恵をたくさんもらって、乗り越えられてきたんだと思います。人に恵まれていたこととなんとかなるの精神ですね(笑)」

    – ここにいる猫たちは、どんな経緯でここに来ることに?

    礒谷さん:「個人的に連絡が来たり、愛護センターから引き出したり、名古屋から来た子もいます。最近は、飼い主さんが先に亡くなってしまったり、高齢化や病気などで飼えなくなったりというのが多いですね。」

    – 里親さんは、どのように決まるのでしょうか?

    礒谷さん:「まず里親の希望の方にはここに来ていただいて、猫との相性などから決まっていきます。実際におうちで過ごす猫たちの生活を感じたり知ってもらったり。かわいいだけじゃない、大変なことやお金がかかることなどもお話をさせていただいたりと。」

    – 費用もかかるんでしょうか?

    礒谷さん:「そうですね。里親に決まった際には、ここにいる間にかかった生活費として料金もいただいています。勢いで飼ってしまうことや気軽さの防止と、ほかの救える猫たちのためにも料金をいただくことにしています。最後までお世話をできるのか飼う前にしっかり考えていただきたいという想いからですね。」

    健康で長く生きられるよう猫たちの食生活のことも勉強をはじめているそう。

    健康で長く生きられるよう猫たちの食生活のことも勉強をはじめているそう。

    – うれしいことや、反対に大変なことは?

    礒谷さん:「やはり猫たちがお客さんに楽しそうに遊んでもらったりしているところを見るとうれしいですね。いい譲渡先にめぐり合えて、幸せに暮らせる家族ができることも。
    逆に、受け入れた猫が高齢だったり病気があると譲渡先がなかなか見つからないので、ここに残り続けてしまうことは切ないですね。家族ができること、家族と暮らすことが猫たちにとって幸せですから。」

    微笑ましい姿をたくさん見せてくれる猫たちの表情に、オーナーさんからたっぷり愛情を注がれているのが伝わってきました。ちょっとした気分転換に、日頃の疲れを癒しに猫たちに会いに行ってみませんか?

     

     

    ※掲載情報は取材時のものになります。
    最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

    「NEKOTAMA-minimum」とは?

    以前も同じ豊田市内で「譲渡型猫カフェ NEKO-TAMA」として営業されていましたが、コロナの影響などから一時的に閉店。2022年に移転し、リニューアルしました。 「NEKOTAMA-minimum」の外観。自宅前の駐車場も利用可能です。 新しくなった「NEKOTAMA-minimum」は、保護された猫が、オーナーさんがペットとして飼っている猫たちと一緒に家族のように過ごしています。個性があって魅力的なたくさんの猫たちと自由にふれ合うことができ、リラックスしたかわいらしい姿や表情を見ることができます。 また、保護された猫を新しい家族へつなげる活動も引き続き行っています。 [caption id="attachment_6018" align="alignnone" width="1024"]受付で出迎えてくれたアルくん。しっかりお仕事も手伝ってくれそうです。 受付で出迎えてくれたアルくん。しっかりお仕事も手伝ってくれそうです。[/caption] 来店の際には、念のため電話などで予約を。空いていれば予約なしで立ち寄ることも可能です。料金には1ドリンク代が含まれていますが、飲み物は蓋つきのものであれば持参してもOK。(食べ物は不可)平日は、予約状況によりますが3時間以上はどれだけいても3,000円で利用できます。 【利用料金】 平日  ……  1時間¥1,500(税込)1ドリンク付 土日祝 ……  1時間¥1,700(税込)1ドリンク付 ※延長30分につき¥500(税込) 11:00~20:00 料金は、猫たちの食事やペットシーツ代などの生活にかかる費用や医療費などに使われています。また、猫たちの生活を守るための寄付金や物資なども受け付けています。 扉を開けると家の中は、猫への愛情を感じる猫グッズでいっぱい。受付を済ませたら、猫たちが待つ2階へ。 4部屋ある2階は、すべて猫たちのためのスペース。いろんな性格の猫たちの相性を考え、部屋が分けられています。 入るとすぐ足元にすり寄ってきてくれる子、カメラを向けると興味津々な子、反応もさまざまです。 キャットウォークやキャットタワーなど、インテリアもかわいくておしゃれ。どのお部屋も清潔に保たれ、とても快適です。 ひとりでいるのが好きな一匹狼ならぬ一匹猫の「いおくん」。猫よりも人と過ごすほうが好きなようです。 猫のためにこだわったインテリアは廊下にも。猫たちも居心地がよさそうです。 [caption id="attachment_6011" align="alignnone" width="1024"]階段にもお客さんからプレゼントされた猫のアートが飾られていました。 階段にもお客さんからプレゼントされた猫のアートが飾られていました。[/caption]  

    愛情をたっぷり注がれたかわらしい猫たちがいっぱい

    急にどすんと高いところから落ちてしまうおっちょこちょいな子、抱っこされるのが好きな甘えん坊な子……。人と同じように、性格もそれぞれ違ってかわいらしい姿を見せてくれる猫たちがいっぱい。 [caption id="attachment_6023" align="alignnone" width="1024"]カメラを向けるとしっかりとカメラ目線をくれる長毛のマンチカンのイリーゼちゃん。 カメラを向けるとしっかりとカメラ目線をくれる長毛のマンチカンのイリーゼちゃん。[/caption] [caption id="attachment_6026" align="alignnone" width="1024"]カーテンの後ろから様子をうかがうように顔をのぞかせるラグドールのエルちゃん。 カーテンの後ろから様子をうかがうように顔をのぞかせるラグドールのエルちゃん。[/caption] 人からの虐待の経験があったり、飼い主さんの高齢化や病気などで飼うことができなくなったりと、ここに来るまでに一匹一匹それぞれにストーリーがあります。 最初は悲しい記憶や環境の変化から、緊張する様子があったり、人に近付かなかった子も、愛情をたっぷり注がれストレスなく過ごすうちに、みんないい表情でくつろげるようになっていくのだそう。 オーナーさんの飼い猫の二匹の黒猫。寝る時の姿も一緒の仲良し姉妹、フォルちゃんとティスちゃんです。 保護猫活動をはじめるきっかけにもなったロシアンブルーのミルくんは、オーナーさんのはじめての飼い猫。ここにいる猫たちの中で一番長寿の19歳です。風格があり、物怖じしない性格で、小さい子に触られても平気なのだそう。

    「NEKOTAMA-minimum」の想い

    [caption id="attachment_6020" align="alignnone" width="1024"]お話を伺ったオーナーの礒谷有記さん お話を伺ったオーナーの礒谷有記さん[/caption]   – 保護猫の活動をはじめようと思ったきっかけを教えてください。 礒谷さん:「はじめて自分で猫を飼いはじめて、猫について色々調べていくうちに保護猫たちのことや猫の殺処分の現状を知ったのがきっかけですね。衝動的に、何かできることがあるのではないかと感じたんです。とりあえず、何かしようと。」 – 思い立ってから、すぐ行動されたのですか? 礒谷さん:「最初は、保護された猫たちの飼い主さん探しなどを個人ではじめました。分からないことばかりだったので、このエリアにはまだあまりなかった保護猫カフェに行ってみようと埼玉まで行ったり。勉強していく中で、自分でもやってみたいという気持ちが固まっていきました。」 – 行動力がすごいですね。何がその原動力だったのでしょうか? 礒谷さん:「はじめてのことなので、自分にできるのかな?資金はどうしたらいいんだろう?とか心配事はありましたが、それでも猫の殺処分をなくしたいという気持ちが一番でした。あとは、保護猫カフェの先輩や前職の社長さんから事業のノウハウや知恵をたくさんもらって、乗り越えられてきたんだと思います。人に恵まれていたこととなんとかなるの精神ですね(笑)」 – ここにいる猫たちは、どんな経緯でここに来ることに? 礒谷さん:「個人的に連絡が来たり、愛護センターから引き出したり、名古屋から来た子もいます。最近は、飼い主さんが先に亡くなってしまったり、高齢化や病気などで飼えなくなったりというのが多いですね。」 – 里親さんは、どのように決まるのでしょうか? 礒谷さん:「まず里親の希望の方にはここに来ていただいて、猫との相性などから決まっていきます。実際におうちで過ごす猫たちの生活を感じたり知ってもらったり。かわいいだけじゃない、大変なことやお金がかかることなどもお話をさせていただいたりと。」 – 費用もかかるんでしょうか? 礒谷さん:「そうですね。里親に決まった際には、ここにいる間にかかった生活費として料金もいただいています。勢いで飼ってしまうことや気軽さの防止と、ほかの救える猫たちのためにも料金をいただくことにしています。最後までお世話をできるのか飼う前にしっかり考えていただきたいという想いからですね。」 [caption id="attachment_6028" align="alignnone" width="1024"]健康で長く生きられるよう猫たちの食生活のことも勉強をはじめているそう。 健康で長く生きられるよう猫たちの食生活のことも勉強をはじめているそう。[/caption] – うれしいことや、反対に大変なことは? 礒谷さん:「やはり猫たちがお客さんに楽しそうに遊んでもらったりしているところを見るとうれしいですね。いい譲渡先にめぐり合えて、幸せに暮らせる家族ができることも。 逆に、受け入れた猫が高齢だったり病気があると譲渡先がなかなか見つからないので、ここに残り続けてしまうことは切ないですね。家族ができること、家族と暮らすことが猫たちにとって幸せですから。」 微笑ましい姿をたくさん見せてくれる猫たちの表情に、オーナーさんからたっぷり愛情を注がれているのが伝わってきました。ちょっとした気分転換に、日頃の疲れを癒しに猫たちに会いに行ってみませんか?     ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

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    安井 弥生 安井 弥生

    1978年愛知県生まれ。名古屋市在住のフォトグラファー。デザイン事務所、百貨店内写真室での勤務を経て、2017年よりフリーランス。企業や病院、雑誌やWEB用の人物や料理、商品などの撮影をしています。企業やフォトスクール、市民講座などでの講師経験もあり。一児の母。 趣味は旅行と読書。とくに東南アジアが好きで、愛読書は、沢木 耕太郎の「深夜特急」や小林 紀晴の「アジアン・ジャパニーズ」など。

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