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【豊田】創業80年以上の川村クリーニング店。スーツや晴れ着などの大切な衣類を守る染み・汚れ落としのプロ

ライフ サービス 豊田

いずの うみ いずの うみ 2025/03/06
【豊田】創業80年以上の川村クリーニング店。スーツや晴れ着などの大切な衣類を守る染み・汚れ落としのプロ

名鉄三河線、上挙母駅から徒歩数分の位置にある「川村クリーニング店」。1940年の創業以来、80年以上にわたりクリーニングの技術を培ってきた老舗です。現在は3代目の川村道徳さんが店主となり、多くのお客さんの大切な衣類を守り続けています。

これから始まる新生活に向けて、洋服の染みや汚れのお悩みはありませんか?久しぶりに着ようと思った洋服に染みがあった、大切なイベントで着るスーツや晴れ着、特別な衣装をクリーニングしたいなど、川村クリーニング店は、さまざまな洋服の悩みに応えてくれるお店です。

川村クリーニング店 外観

川村クリーニング店 外観

 

川村クリーニング店3代目店主 川村道徳さん

川村クリーニング店3代目店主 川村道徳さん

今回は、店主の川村道徳さんに詳しくお話を伺いました。ドライクリーニングのメリットやクオリティの高さの秘訣、家で衣類を保管するポイントなどを紹介します。

 

CONTENTS

    スーツから高級ダウン、和服・お祭り衣装まで!
    多彩な衣類に対応可能な川村クリーニング店

    ビフォーアフター写真。着物の古い染みがきれいに抜けています

    ビフォーアフター写真。着物の古い染みがきれいに抜けています

    川村クリーニング店は、1940年に上挙母の地区に店を構え、80年以上地元で愛されてきたクリーニング専門店です。10年ほど前に3代目の川村道徳さんが店を受け継いでいます。

    ドライクリーニングとは、基本的に水を使わずに特殊な溶剤を使うことで、衣類へのダメージを最小限に抑えながら洗浄する方法です。衣類についた汚れや染み、変色した生地を、確かな技術と蓄積されたノウハウできれいに修復を行います。

    ドライクリーニングの機械

    ドライクリーニングの機械

    川村クリーニング店は、「染み抜き」と「洗い」の技術の高さが強みです。川村さんは、染み抜き技術勉強会の最高峰と言われる「京技術修染会」に在籍し、難関の認定資格とされる「修復師」の資格を保有しているほか、日本で20人ほどしかいない「認定講師」にも選ばれています。これらの資格は、着物や衣類の染み抜き技術、生地の素材に合わせた色掛けなどの技術を必要とする、高い復元加工技術が認められているということです。

    染み抜き復元加工技術の地域認定講師認定証。何度も諦めずに挑戦し、やっと取得できたという高難度の資格です。

    染み抜き復元加工技術の地域認定講師認定証。何度も諦めずに挑戦し、やっと取得できたという高難度の資格です。

    川村さんは、「お客様の期待に応えたい」「もう一度着たいという要望を叶えたい」という思いから、休日にも講習会に参加するなど、より高い技術の習得を目指して日々邁進しているとのこと。今では川村さんに衣類を修復してほしいと、県外からやってくる方やリピータになる方が多いようです。

    川村クリーニング店のこだわり

    色が抜けた衣類のビフォーアフター

    色が抜けた衣類のビフォーアフター

    – クリーニングや染み抜き・汚れ落としではどのような部分にこだわっていますか?

    川村さん:「お客様に喜んでもらいたいという気持ちが強いので、なるべく洗いだけで汚れを落とせるように意識しています。染み抜きをするとプラスアルファの料金がかかるので。染み抜きを追求していくと、汚れのメカニズムもわかり、それに合わせて洗い方も変わってきます。普通に洗うだけでは落ちない汚れも、ひと手間加えるだけできれいに落ちたりするので、お預かりするときに詳しくヒアリングして、洗い方を考えます。」

    – クリーニングでは「受付」も重要なポイントなんですね。

    川村さん:「はい。ただ、汚れがいつどこで着いたのかわからない、何の汚れかわからないという方もかなり多いですね。気づいたら汚れていたというパターンで、かなり時間が経過している汚れも少なくありません。みなさん他のお店で断られてこの店にやってくるケースが多いので、手強い汚ればかりです(笑)。」

    染み抜き作業の様子。汚れに合わせて薬品を選び、丁寧に塗りつけます。

    染み抜き作業の様子。汚れに合わせて薬品を選び、丁寧に塗りつけます。

    – 洗いや染み抜きの技術が上がるほど、汚れのレベルも上がっていく…と。

    川村さん:「汚れの難易度は高くなるし新しい生地も次々と出てくるし、学ぶことだらけですね。でも、そうした期待に応えられるよう、ドライクリーニングの溶剤管理にも気をつけています。溶剤管理は、いつもきれいな状態で洗えるように、溶剤やフィルターを管理することです。本来、溶剤は水くらいきれいなもので洗わなければいけません。そのため、温度や水分量や酸化値、洗った回数などを管理表で記録しています。フィルターもかなり厳しい基準でチェックしていて、他店ではまだ使えるような状態でも、少しでも汚れてきたら交換するので、業者の方にもいつも驚かれています(笑)。」

    染み抜きビフォーアフター。かなり頑固な汚れがきれいに落ちました!

    染み抜きビフォーアフター。かなり頑固な汚れがきれいに落ちました!

    – 徹底した管理がお客さんの満足度につながっているんですね!ちなみに、溶剤管理が悪いとどうなるのでしょうか。

    川村さん:「溶剤やフィルターが汚れていると、汚れ落ちも悪くなりますが、せっかくドライクリーニングに出したのに洋服がくすんで戻ってくるという『逆汚染』が起きてしまうことがあります。見た目はきれいに見えても嫌なニオイがしたり…。なので、ドライクリーニングは信頼できるお店に預けるのが一番ですね。

    また、溶剤の品質に関してメーカーに要望を伝えたり、同業者でさまざまな事例を共有したりなどして、業界全体の質を高めていけたらと思っています。」

    家での衣類保管・クリーニングの活用方法のワンポイントアドバイス!

    – 洋服に汚れがついてしまったら、家でできる対処はありますか?

    川村さん:「ケアラベルを見て洗濯表示を確認し、洗濯で落ちそうなものなら洗ってもらって良いと思います。ただ、油汚れやインクなどの手強い汚れだったり、傷みやすい生地、洗濯できない生地だったりするときは、なるべく早くクリーニングした方が良いですね。病気と一緒で、汚れを落とすには順番があるんです。自分で汚れを落とそうとあれこれ試すと、かえって落としにくくなってしまうことがあります。落ちにくい汚れになるほど料金も高くなってしまうので、大切な衣類やお気に入りの衣類ほど、できれば何もせずに持ってきてもらえると嬉しいです。

    あとは、汚れていることがわかったら早めにクリーニングに出した方が良いですね。汚れは時間が経つとどんどん変化して、生地の色が抜けたり穴が空いたり変色したり、衣類を傷つけてしまいます。」

    染み抜きの作業台。棚にはさまざまな薬剤が並びます。

    染み抜きの作業台。棚にはさまざまな薬剤が並びます。

    – 家で洋服を保管する際に、気をつけた方が良いことはありますか?

    川村さん:「衣類全般に言えることなんですが、クローゼットに仕舞いっぱなしにしないことです。今の住宅は昔と違って密閉性が高く、クローゼットにも湿気がこもりがちになります。さらに、湿気だけでなくガスファンヒーターの空気や調理で使うガスなどもクローゼットにこもってしまうので、洋服を長いことクローゼットに入れっぱなしにしておくと、知らないうちに変色や脱色、色抜けしている、ということになりかねません。

    そのため、クローゼットは頻繁に空気の入れ替えをすることが大切です。たまには湿度の低い天気の良い日に洋服をクローゼットから出して陰干ししたり湿気を取ったりするのもおすすめです。衣類にとって、湿気が一番の大敵なんですよ。」

    – 湿気対策が重要、ということですね。

    川村さん:「あとはクリーニングから返ってきた衣類のビニールも、早めに外した方が良いですね。ビニールはあくまでも簡易的なカバーなので、クローゼットに入れておくと湿気やガスがこもってしまいます。大切な衣類であれば、通気性のある洋服専用のカバーにつけ替えた方が安心です。」

    マッカージュのダウンについた血液もきれいに落ちています

    マッカージュのダウンについた血液もきれいに落ちています

    – ドライクリーニングを利用する際のアドバイスなどはありますか?

    川村さん:「クリーニングは汚れ落としだけでなく、衣類のメンテナンスとしても利用してもらいたいと思います。シーズンオフの際に出してもらい、汚れを落としてから家で保管すると、より長く着られますよ。汚れが落ちていない状態で時間が経ってしまうと、染みや汚れ、虫食いの原因にもなります。久しぶりに洋服を出してみたら知らない染みができていた、というケースも多いので、大切な洋服ほどクリーニングに出してから保管した方が良いと思います。

    特に冬の時期はアウター。黒っぽいものは汚れも目立たないので2〜3年洗わないという方もいるのですが、アウターも定期的にクリーニングした方が良いですね。例えば高級ダウンジャケットはナイロンを使うものが多く、皮脂や汗の汚れがついたままにしておくと生地の色素を弱めてしまうので、クリーニングしたときに色落ちの原因になります。」

    – 長く着たい洋服ほど、クリーニングでメンテナンスすることが大切ですね。

    川村さん:「そうなんです。コートやダウンジャケットは、外出中しか着ないといっても、空気中のほこりや雑菌、食べこぼし、皮脂汚れなどが付着しているので、意外と汚れているものです。しかし、クリーニングをおすすめするのは、それらが生地を傷める原因になるからということだけでなく、衛生的な面でもあります。病気予防や感染症対策で手洗いをする方は多いですが、アウターは一番外側に着ていて空気にふれる時間が多いので、ほこりや雑菌も多くついています。せっかく洗った手で長く洗っていないアウターを触ったらどうでしょうか。自分の手だけでなく、子どもを抱っこしたり子どもの顔がふれたりすることもあると思うので、アウターをクリーニングすることは子どものためにも清潔を保つためにも大切なことだと伝えたいです。」

    – 川村さん、ありがとうございました!

    汗や紫外線で傷んだ帽子も見事に復活しています!

    汗や紫外線で傷んだ帽子も見事に復活しています!

     

    シーズンオフにはクリーニングでメンテナンス!大切な衣類を長く着よう

    川村クリーニング店は、豊田市で80年以上続く老舗です。染み抜きや汚れ落としのプロを頼りに、地元のみならず県外からもお客さんが訪れます。他店で断られた衣類でも、お客さんの期待に応えるために尽力してくれる川村さん。Instagramのビフォーアフター写真で、腕の確かさがわかりますよ。

    大切な衣類を長く着るために、染みや汚れなど衣類の困りごとがあれば川村さんへ相談してみてはいかがでしょうか。

     

     

    ※掲載情報は取材時のものになります。
    最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

    スーツから高級ダウン、和服・お祭り衣装まで! 多彩な衣類に対応可能な川村クリーニング店

    [caption id="attachment_9114" align="alignnone" width="1024"]ビフォーアフター写真。着物の古い染みがきれいに抜けています ビフォーアフター写真。着物の古い染みがきれいに抜けています[/caption] 川村クリーニング店は、1940年に上挙母の地区に店を構え、80年以上地元で愛されてきたクリーニング専門店です。10年ほど前に3代目の川村道徳さんが店を受け継いでいます。 ドライクリーニングとは、基本的に水を使わずに特殊な溶剤を使うことで、衣類へのダメージを最小限に抑えながら洗浄する方法です。衣類についた汚れや染み、変色した生地を、確かな技術と蓄積されたノウハウできれいに修復を行います。 [caption id="attachment_9115" align="alignnone" width="1024"]ドライクリーニングの機械 ドライクリーニングの機械[/caption] 川村クリーニング店は、「染み抜き」と「洗い」の技術の高さが強みです。川村さんは、染み抜き技術勉強会の最高峰と言われる「京技術修染会」に在籍し、難関の認定資格とされる「修復師」の資格を保有しているほか、日本で20人ほどしかいない「認定講師」にも選ばれています。これらの資格は、着物や衣類の染み抜き技術、生地の素材に合わせた色掛けなどの技術を必要とする、高い復元加工技術が認められているということです。 [caption id="attachment_9109" align="alignnone" width="1024"]染み抜き復元加工技術の地域認定講師認定証。何度も諦めずに挑戦し、やっと取得できたという高難度の資格です。 染み抜き復元加工技術の地域認定講師認定証。何度も諦めずに挑戦し、やっと取得できたという高難度の資格です。[/caption] 川村さんは、「お客様の期待に応えたい」「もう一度着たいという要望を叶えたい」という思いから、休日にも講習会に参加するなど、より高い技術の習得を目指して日々邁進しているとのこと。今では川村さんに衣類を修復してほしいと、県外からやってくる方やリピータになる方が多いようです。

    川村クリーニング店のこだわり

    [caption id="attachment_9110" align="alignnone" width="1024"]色が抜けた衣類のビフォーアフター 色が抜けた衣類のビフォーアフター[/caption] - クリーニングや染み抜き・汚れ落としではどのような部分にこだわっていますか? 川村さん:「お客様に喜んでもらいたいという気持ちが強いので、なるべく洗いだけで汚れを落とせるように意識しています。染み抜きをするとプラスアルファの料金がかかるので。染み抜きを追求していくと、汚れのメカニズムもわかり、それに合わせて洗い方も変わってきます。普通に洗うだけでは落ちない汚れも、ひと手間加えるだけできれいに落ちたりするので、お預かりするときに詳しくヒアリングして、洗い方を考えます。」 - クリーニングでは「受付」も重要なポイントなんですね。 川村さん:「はい。ただ、汚れがいつどこで着いたのかわからない、何の汚れかわからないという方もかなり多いですね。気づいたら汚れていたというパターンで、かなり時間が経過している汚れも少なくありません。みなさん他のお店で断られてこの店にやってくるケースが多いので、手強い汚ればかりです(笑)。」 [caption id="attachment_9107" align="alignnone" width="1024"]染み抜き作業の様子。汚れに合わせて薬品を選び、丁寧に塗りつけます。 染み抜き作業の様子。汚れに合わせて薬品を選び、丁寧に塗りつけます。[/caption] - 洗いや染み抜きの技術が上がるほど、汚れのレベルも上がっていく…と。 川村さん:「汚れの難易度は高くなるし新しい生地も次々と出てくるし、学ぶことだらけですね。でも、そうした期待に応えられるよう、ドライクリーニングの溶剤管理にも気をつけています。溶剤管理は、いつもきれいな状態で洗えるように、溶剤やフィルターを管理することです。本来、溶剤は水くらいきれいなもので洗わなければいけません。そのため、温度や水分量や酸化値、洗った回数などを管理表で記録しています。フィルターもかなり厳しい基準でチェックしていて、他店ではまだ使えるような状態でも、少しでも汚れてきたら交換するので、業者の方にもいつも驚かれています(笑)。」 [caption id="attachment_9106" align="alignnone" width="1024"]染み抜きビフォーアフター。かなり頑固な汚れがきれいに落ちました! 染み抜きビフォーアフター。かなり頑固な汚れがきれいに落ちました![/caption] - 徹底した管理がお客さんの満足度につながっているんですね!ちなみに、溶剤管理が悪いとどうなるのでしょうか。 川村さん:「溶剤やフィルターが汚れていると、汚れ落ちも悪くなりますが、せっかくドライクリーニングに出したのに洋服がくすんで戻ってくるという『逆汚染』が起きてしまうことがあります。見た目はきれいに見えても嫌なニオイがしたり…。なので、ドライクリーニングは信頼できるお店に預けるのが一番ですね。 また、溶剤の品質に関してメーカーに要望を伝えたり、同業者でさまざまな事例を共有したりなどして、業界全体の質を高めていけたらと思っています。」

    家での衣類保管・クリーニングの活用方法のワンポイントアドバイス!

    - 洋服に汚れがついてしまったら、家でできる対処はありますか? 川村さん:「ケアラベルを見て洗濯表示を確認し、洗濯で落ちそうなものなら洗ってもらって良いと思います。ただ、油汚れやインクなどの手強い汚れだったり、傷みやすい生地、洗濯できない生地だったりするときは、なるべく早くクリーニングした方が良いですね。病気と一緒で、汚れを落とすには順番があるんです。自分で汚れを落とそうとあれこれ試すと、かえって落としにくくなってしまうことがあります。落ちにくい汚れになるほど料金も高くなってしまうので、大切な衣類やお気に入りの衣類ほど、できれば何もせずに持ってきてもらえると嬉しいです。 あとは、汚れていることがわかったら早めにクリーニングに出した方が良いですね。汚れは時間が経つとどんどん変化して、生地の色が抜けたり穴が空いたり変色したり、衣類を傷つけてしまいます。」 [caption id="attachment_9104" align="alignnone" width="1024"]染み抜きの作業台。棚にはさまざまな薬剤が並びます。 染み抜きの作業台。棚にはさまざまな薬剤が並びます。[/caption] - 家で洋服を保管する際に、気をつけた方が良いことはありますか? 川村さん:「衣類全般に言えることなんですが、クローゼットに仕舞いっぱなしにしないことです。今の住宅は昔と違って密閉性が高く、クローゼットにも湿気がこもりがちになります。さらに、湿気だけでなくガスファンヒーターの空気や調理で使うガスなどもクローゼットにこもってしまうので、洋服を長いことクローゼットに入れっぱなしにしておくと、知らないうちに変色や脱色、色抜けしている、ということになりかねません。 そのため、クローゼットは頻繁に空気の入れ替えをすることが大切です。たまには湿度の低い天気の良い日に洋服をクローゼットから出して陰干ししたり湿気を取ったりするのもおすすめです。衣類にとって、湿気が一番の大敵なんですよ。」 - 湿気対策が重要、ということですね。 川村さん:「あとはクリーニングから返ってきた衣類のビニールも、早めに外した方が良いですね。ビニールはあくまでも簡易的なカバーなので、クローゼットに入れておくと湿気やガスがこもってしまいます。大切な衣類であれば、通気性のある洋服専用のカバーにつけ替えた方が安心です。」 [caption id="attachment_9112" align="alignnone" width="1024"]マッカージュのダウンについた血液もきれいに落ちています マッカージュのダウンについた血液もきれいに落ちています[/caption] - ドライクリーニングを利用する際のアドバイスなどはありますか? 川村さん:「クリーニングは汚れ落としだけでなく、衣類のメンテナンスとしても利用してもらいたいと思います。シーズンオフの際に出してもらい、汚れを落としてから家で保管すると、より長く着られますよ。汚れが落ちていない状態で時間が経ってしまうと、染みや汚れ、虫食いの原因にもなります。久しぶりに洋服を出してみたら知らない染みができていた、というケースも多いので、大切な洋服ほどクリーニングに出してから保管した方が良いと思います。 特に冬の時期はアウター。黒っぽいものは汚れも目立たないので2〜3年洗わないという方もいるのですが、アウターも定期的にクリーニングした方が良いですね。例えば高級ダウンジャケットはナイロンを使うものが多く、皮脂や汗の汚れがついたままにしておくと生地の色素を弱めてしまうので、クリーニングしたときに色落ちの原因になります。」 - 長く着たい洋服ほど、クリーニングでメンテナンスすることが大切ですね。 川村さん:「そうなんです。コートやダウンジャケットは、外出中しか着ないといっても、空気中のほこりや雑菌、食べこぼし、皮脂汚れなどが付着しているので、意外と汚れているものです。しかし、クリーニングをおすすめするのは、それらが生地を傷める原因になるからということだけでなく、衛生的な面でもあります。病気予防や感染症対策で手洗いをする方は多いですが、アウターは一番外側に着ていて空気にふれる時間が多いので、ほこりや雑菌も多くついています。せっかく洗った手で長く洗っていないアウターを触ったらどうでしょうか。自分の手だけでなく、子どもを抱っこしたり子どもの顔がふれたりすることもあると思うので、アウターをクリーニングすることは子どものためにも清潔を保つためにも大切なことだと伝えたいです。」 - 川村さん、ありがとうございました! [caption id="attachment_9108" align="alignnone" width="1024"]汗や紫外線で傷んだ帽子も見事に復活しています! 汗や紫外線で傷んだ帽子も見事に復活しています![/caption]  

    シーズンオフにはクリーニングでメンテナンス!大切な衣類を長く着よう

    川村クリーニング店は、豊田市で80年以上続く老舗です。染み抜きや汚れ落としのプロを頼りに、地元のみならず県外からもお客さんが訪れます。他店で断られた衣類でも、お客さんの期待に応えるために尽力してくれる川村さん。Instagramのビフォーアフター写真で、腕の確かさがわかりますよ。 大切な衣類を長く着るために、染みや汚れなど衣類の困りごとがあれば川村さんへ相談してみてはいかがでしょうか。     ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

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    いずの うみ いずの うみ

    愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。 趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。

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