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【豊田】災害に強い家造りとは?戸建て住宅を建てる前に知っておきたい防災のポイントをご紹介!(とよたハウジングガーデン)

ライフ 豊田 こどもと一緒 駐車場あり

いずの うみ いずの うみ 2026/02/19
【豊田】災害に強い家造りとは?戸建て住宅を建てる前に知っておきたい防災のポイントをご紹介!(とよたハウジングガーデン)

日本は地震や台風、豪雨など自然災害が多い国です。これから戸建て住宅を建てる人にとって、「どんな家に住むか」は、日々の快適さだけでなく、家族の命や暮らしを守る大切な選択でもあります。

災害対策というと、非常食や防災グッズを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、家づくりの段階でできる防災対策は数多くあるため、事前に知っておくと役立つでしょう。

この記事では、土地選びから住宅構造、建物性能、設備、そして住んでからの備えまで、戸建て住宅における防災のポイントを分かりやすく解説します。

 

CONTENTS

    日本の戸建て住宅が直面する主な災害リスクとは?

    日本で戸建て住宅を建てる以上、自然災害への備えは避けては通れません。特に地震、台風・豪雨、水害・土砂災害は、住宅の立地や性能によって被害の大きさが大きく変わります。まずは、どのような災害リスクがあるのかを正しく理解することが、防災対策の第一歩です。

    地震

    日本は世界でも有数の地震大国であり、戸建て住宅も常に地震リスクと隣り合わせです。大きな揺れによる建物の倒壊だけでなく、家具の転倒やガラスの破損、火災の発生など、被害は多岐にわたります。

    また、建物自体が無事でも、停電や断水といったライフラインの停止が生活に大きな影響を及ぼします。住宅の耐震性能や間取り、家具配置まで含めた対策が重要です。

    台風・豪雨

    近年は大型台風の上陸や、短時間で激しい雨が降る豪雨災害が増えています。強風による屋根や外壁の破損、飛来物による窓ガラスの損傷、長時間の停電などは戸建て住宅にとって身近なリスクです。

    さらに、大雨によって排水が追いつかず、敷地内に水が溜まるケースもあります。建物の強度だけでなく、雨や風を防ぐ設計が求められます。

    水害・土砂災害

    河川の氾濫や内水氾濫による水害、斜面の崩落による土砂災害は、立地条件によって被害の大きさが大きく変わります。床上・床下浸水は、建物だけでなく家財や設備にも深刻なダメージを与え、復旧までに多くの時間と費用がかかるでしょう。

    そのため、過去の災害履歴やハザードマップを確認し、土地探しの段階からリスクを把握することが不可欠です。

    豊田市で土地を探している方は、こちらの記事も参考にしてください。

    【豊田】注文住宅の土地探しで失敗しないためには?知っておきたい10のポイントをご紹介!(とよたハウジングガーデン)

    防災は「土地探し」から始まっている

    戸建て住宅の防災対策というと建物の性能に目が向きがちですが、実はその前段階である「土地探し」が被害の大きさを左右します。同じ建物でも、立地条件によって災害リスクは大きく変わるため、購入前の確認が欠かせません。

    ハザードマップを必ず確認する

    画像出典:豊田市洪水ハザードマップ 崇化館・梅坪台・浄水・朝日丘・逢妻

    画像出典:豊田市洪水ハザードマップ 崇化館・梅坪台・浄水・朝日丘・逢妻

    土地探しの際に必ず確認したいのが、自治体が公表しているハザードマップです。ハザードマップでは、洪水、内水氾濫、土砂災害、津波など、災害ごとの被害想定区域を確認できます。特に注意したいのは「想定最大規模」の被害で、過去に被害がなかった地域でも、将来的に浸水や土砂災害のリスクが示されている場合があります。

    安全そうな印象だけで判断せず、複数の災害リスクを重ねて確認することが、防災につながる土地選びの基本です。

    地盤の強さと土地の履歴

    地盤の強さは、地震時の揺れの大きさや建物への影響に直結します。軟弱地盤では揺れが増幅されやすく、建物に大きな負担がかかるため注意が必要です。

    また、埋立地や造成地、以前は田畑や沼地だった土地などは、地盤が弱いケースも少なくありません。購入前には地盤調査を実施し、必要に応じて地盤改良を行うことで、将来的なリスクを軽減できます。土地の価格だけでなく、見えない地盤の状態にも目を向けることが大切です。

    周辺環境も防災目線で確認

    土地だけでなく、周辺環境を防災の視点で確認することも重要です。最寄りの避難場所までの距離や経路が安全かどうか、災害時に通行できるかを事前に把握しておきましょう。また、近くに老朽化したブロック塀や建物、倒れやすい電柱がないかもチェックポイントです。

    さらに、夜間や悪天候時でも避難しやすい環境かどうかを想像することで、より現実的な防災対策につながるでしょう。

    住宅構造の違いを知ることも防災対策の第一歩

    戸建て住宅には主に「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」という構造があります。それぞれに特徴があり、防災面での考え方も異なります。

    木造住宅の特徴と防災ポイント

    木造住宅は日本の戸建てで最も一般的な構造です。木は軽くしなやかな性質を持つため、地震の揺れを受け流しやすいという特徴があります。

    ただし、防災性能は構造そのものよりも、耐震等級や設計、施工の質によって大きく左右されます。柱や梁の接合部に適切な金物を使用しているか、壁量のバランスが取れているかが重要なポイントです。また、火災対策として省令準耐火構造(※)を選ぶことで、安全性を高められるでしょう。

    ※省令準耐火構造:建築基準法で定める準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅

    鉄骨造住宅の特徴と防災ポイント

    鉄骨造住宅は、柱や梁に鉄を使用することで高い強度を確保でき、間取りの自由度が高い点が特徴です。大空間や大きな開口部を設けやすい一方、建物が硬いため地震の揺れが伝わりやすい傾向があります。そのため、制震装置を取り入れるなど、揺れを抑える工夫が防災面では重要です。

    また、鉄は錆びる可能性があるため、防錆処理や定期的な点検を行い、長期的な安全性を維持することが求められます。

    鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴と防災ポイント

    鉄筋コンクリート造(RC造)は、コンクリートと鉄筋を組み合わせた構造で、耐震性・耐火性・耐水性に優れています。災害時の安心感が高く、浸水や火災の被害を受けにくい点が大きなメリットです。

    一方で、建築コストが高く、地盤条件によっては施工が難しい場合もあります。戸建て住宅では選択肢が限られますが、立地や予算に合えば、防災性能を重視した住まいとして有力な構造の一つです。

    構造選びで大切なのは「性能と設計のバランス」

    住宅の防災性は、構造の種類だけで決まるものではありません。木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造のいずれであっても、耐震等級や構造計算の内容、施工品質によって安全性は大きく変わります。

    また、土地の地盤状況や周辺環境、家族構成に合った設計であることも重要です。「どの構造が一番強いか」ではなく、自分たちの暮らし方や立地条件に合った性能を備えているかという視点で選ぶことが、防災につながる家づくりのポイントです。

    地震に強い家をつくるためのポイント

    日本で戸建て住宅を建てる以上、地震への備えは最も重要な災害対策の一つです。住宅の構造や性能、間取りの工夫によって、地震時の被害は大きく変わります。

    ここでは、家づくりの段階で押さえておきたい地震対策の基本を紹介します。

    耐震・制震・免震の違いを理解する

    地震対策には大きく分けて「耐震」「制震」「免震」の3つの考え方があります。

    ● 耐震:建物自体を強くして揺れに耐える方法。現在の戸建て住宅では基本となる対策
    ● 制震:揺れを吸収する装置を設置し、建物の揺れを抑える仕組み
    ● 免震:建物と地盤の間に装置を設け、揺れを建物に伝えにくくする仕組み

    戸建てではコストや敷地条件から耐震や制震が選ばれることが多く、それぞれの特徴を理解したうえで選択することが大切です。

    耐震等級は「3」を目安に考える

    出典:国土交通省「耐震性能を等級で確認して、安心の住まいづくり」冊子

    出典:国土交通省「耐震性能を等級で確認して、安心の住まいづくり」冊子

    住宅の耐震性能を示す指標が「耐震等級」です。等級は1から3まであり、数字が大きいほど耐震性が高くなります。耐震等級3は、消防署や警察署と同等の耐震基準で、地震時の倒壊リスクを大きく下げることができます。

    大地震後も住み続けられる可能性が高く、家族の安全確保につながる点が大きなメリットです。将来的な安心や資産価値の面からも、耐震等級3を一つの目安として検討すると良いでしょう。

    間取りと構造バランスを意識する

    地震に強い家をつくるには、建物の形や間取りも重要です。凹凸の少ないシンプルな形状は、揺れが均等に伝わりやすく、構造的に安定しやすいとされています。

    一方、大きな吹き抜けや広い開口部は、設計次第で耐震性に影響を与えることがあります。そのため、構造計算をしっかり行い、壁や柱の配置バランスを取ることが欠かせません。デザイン性と耐震性を両立させる設計が、安心につながります。

    家具転倒を防ぐ設計と工夫

    地震時のけがの多くは、家具の転倒や落下物が原因とされています。建物の耐震性に加え、室内の安全対策も重要です。

    造り付け収納を採用すれば、転倒リスクを大きく減らすことができます。また、後付け家具を固定できるよう、壁下地をあらかじめ補強しておくのも有効です。寝室や子ども部屋には背の高い家具を置かないなど、暮らし方を含めた対策を考えることで、地震時の被害をさらに抑えられるでしょう。

    台風・豪雨に強い家づくり

    近年は大型台風の上陸や、短時間で激しい雨が降る豪雨災害が増えています。風や雨による被害は、建物の外側だけでなく、設備や生活にも大きな影響を及ぼします。戸建て住宅では、設計段階から台風や豪雨を想定した備えが欠かせません。

    豊田市では2001年以降は特に大きな災害は起こっていませんが、過去には豪雨災害が発生したことがあります(※)。豊田市で家づくりをする際は、台風・豪雨の対策も意識すると良いでしょう。

    ※出典:豊田市役所「災害記録」

    浸水を想定した建物計画

    台風や豪雨による被害で特に注意したいのが浸水です。敷地の高低差や周辺道路の排水状況によっては、短時間で水が流れ込むこともあります。そのため、基礎を高めに設計する、玄関や勝手口に段差を設けるなど、浸水を前提とした計画が有効です。

    また、分電盤や給湯器などの重要な設備を高い位置に設置しておくことで、被害後の復旧を早めることができます。土地条件に合わせた対策を検討することが重要です。

    屋根・外壁・窓の強度を高める

    強風対策として、屋根や外壁、窓の強度は重要なポイントです。屋根材は耐風性の高いものを選び、施工方法もしっかり確認しましょう。外壁の固定が甘いと、強風で剥がれ落ちる危険があります。

    また、飛来物による被害を防ぐために、防災ガラスや雨戸、シャッターを設置するのも効果的です。特に大きな窓や道路に面した開口部は、台風時のリスクを意識した設計が求められます。

    雨水対策と排水計画を見直す

    豪雨時には、雨水が一気に流れ込み、排水が追いつかなくなることがあります。雨どいのサイズや設置位置が適切でないと、あふれた水が外壁や基礎に悪影響を与える原因になります。

    敷地内の排水計画では、雨水桝や浸透桝を設けることで、水はけを良くする工夫が有効です。定期的な清掃や点検を前提に、詰まりにくい設計にしておくことも、被害を防ぐことにつながります。

    停電・断水に備える住宅設備

    地震や台風、豪雨などの災害時には、停電や断水が長引くケースも少なくありません。ライフラインが止まると、日常生活は一気に不便になります。非常時でも最低限の暮らしを維持するためには、住宅設備による備えが大きな支えとなるでしょう。

    太陽光発電と蓄電池

    太陽光発電と蓄電池は、停電時の電力確保に役立つ設備です。昼間に発電した電気を蓄電池にためておけば、夜間や停電時にも照明や冷蔵庫、スマートフォンの充電などに使用できます。すべての家電を使えるわけではありませんが、生活に必要な電力を確保できる点は大きな安心材料です。

    また、平常時は電気代の削減にもつながるため、防災と省エネを両立できる設備として注目されています。

    太陽光発電や蓄電池の設備を備える際には、自治体や国の補助金を活用できる場合があるため、ハウスメーカーに確認してみましょう。

    非常用電源・コンセントの工夫

    停電に備えるには、電源の確保だけでなく「どこで使えるか」も重要です。非常用コンセントを設置しておくことで、停電時でも特定の部屋や設備に電気を供給できます。

    リビングやキッチン、情報収集に使う場所に設けておくと便利です。また、分電盤の回路を工夫し、最低限必要な照明やコンセントを優先的に使えるようにしておくことで、混乱を防ぐことができます。これらは設計段階での計画が重要となるため、担当者に相談するのがおすすめです。

    断水対策としての給水設備

    断水が発生すると、飲み水だけでなく、トイレや手洗いなど日常生活に大きな支障が出ます。対策として、貯水タンクの設置や、エコキュートに備わる非常用取水機能を活用する方法があります。これらを使えば、生活用水を一定量確保することが可能です。

    また、屋外に散水栓を設けておくと、非常時の給水作業がしやすくなります。設備の存在を知り、使い方を事前に確認しておくことも大切です。

    防災は「住んでからの備え」も重要!

    どれだけ防災性能の高い住宅でも、住んでからの備えが不十分では、災害時に十分な力を発揮できません。非常時に落ち着いて行動するためには、日頃からの準備と家族で共有することが重要です。暮らしの中でできる防災対策を見直しておきましょう。

    災害時に備えて、まず準備しておきたいのが防災備蓄です。飲料水や非常食、簡易トイレ、懐中電灯などは、最低でも数日分を用意しておくと安心です。備蓄品は収納場所を決め、誰でも取り出せるようにしておきましょう。

    また、家族で避難場所や避難ルート、連絡方法を事前に話し合っておくことで、非常時の混乱を減らせます。特に子どもや高齢者がいる家庭では、役割分担を決めておくことも有効です。

    定期的に備蓄品を見直し、防災意識を日常生活に取り入れることが、命と暮らしを守る備えにつながります。

    防災住宅はコストが高い?

    防災性能を高めた住宅は「費用がかかるのでは」と不安に感じる人も多いでしょう。確かに初期費用は増える傾向がありますが、災害後の生活や将来の負担まで考えると、見方は変わってきます。ここではコストの考え方を整理してみましょう。

    防災住宅は、耐震性能の向上や設備の充実により、一般的な住宅より初期費用が高くなることがあります。しかし、災害時に建物が大きな被害を受けた場合、修繕費や仮住まい費用、生活再建にかかる負担は想像以上に大きくなります。防災性能を高めることは、こうした将来リスクを抑えるための投資とも言えるでしょう。

    また、耐震等級が高い住宅や省令準耐火構造の住宅では、火災保険や地震保険の保険料が割安になるケースもあります。さらに、自治体によっては耐震化や防災設備に対する補助金制度が用意されていることもあるため、目先の費用だけでなく、長期的な安心や暮らしやすさを含めて判断することが大切です。

    防災を考えた家づくりは、とよたハウジングガーデンでモデルハウス見学・相談から始めよう

    防災を意識した家づくりを考えるうえで、実際に見て・比べて・相談できる場として心強いのが、とよたハウジングガーデンです。とよたハウジングガーデンは、複数のハウスメーカーのモデルハウスが集まる総合住宅展示場で、家づくりを検討し始めたばかりの方でも気軽に情報収集ができます。

    会場では家づくり相談会も開催されており、建物のことだけでなく、土地探しや補助金制度についても専門家に相談できるのが大きな魅力です。特に防災や省エネ性能は、住宅会社ごとに考え方や強みが異なるため、一社だけで判断せず、複数のモデルハウスを見学して比較すると良いでしょう。構造や耐震対策、設備の違いを実物で確認することで、自分たちに合った住まいのイメージが具体化します。

    また、モデルハウス見学予約をすると、プレゼントやギフトカードなどのお得な特典も。自分のペースで自由に見学したい方は、「モデルハウスフリー見学DAY」に参加するのも良いでしょう。

    防災に強い住まいを実現するためにも、まずは足を運び、納得いくまで比較・相談することが、後悔しない家づくりへの第一歩です。

    モデルハウスの事前見学予約・詳細はこちらでチェック!

    モデルハウスフリー見学DAYについて、詳しくはこちら

     

    ※掲載情報は取材時のものになります。
    最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

    日本の戸建て住宅が直面する主な災害リスクとは?

    日本で戸建て住宅を建てる以上、自然災害への備えは避けては通れません。特に地震、台風・豪雨、水害・土砂災害は、住宅の立地や性能によって被害の大きさが大きく変わります。まずは、どのような災害リスクがあるのかを正しく理解することが、防災対策の第一歩です。

    地震

    日本は世界でも有数の地震大国であり、戸建て住宅も常に地震リスクと隣り合わせです。大きな揺れによる建物の倒壊だけでなく、家具の転倒やガラスの破損、火災の発生など、被害は多岐にわたります。 また、建物自体が無事でも、停電や断水といったライフラインの停止が生活に大きな影響を及ぼします。住宅の耐震性能や間取り、家具配置まで含めた対策が重要です。

    台風・豪雨

    近年は大型台風の上陸や、短時間で激しい雨が降る豪雨災害が増えています。強風による屋根や外壁の破損、飛来物による窓ガラスの損傷、長時間の停電などは戸建て住宅にとって身近なリスクです。 さらに、大雨によって排水が追いつかず、敷地内に水が溜まるケースもあります。建物の強度だけでなく、雨や風を防ぐ設計が求められます。

    水害・土砂災害

    河川の氾濫や内水氾濫による水害、斜面の崩落による土砂災害は、立地条件によって被害の大きさが大きく変わります。床上・床下浸水は、建物だけでなく家財や設備にも深刻なダメージを与え、復旧までに多くの時間と費用がかかるでしょう。 そのため、過去の災害履歴やハザードマップを確認し、土地探しの段階からリスクを把握することが不可欠です。 豊田市で土地を探している方は、こちらの記事も参考にしてください。 【豊田】注文住宅の土地探しで失敗しないためには?知っておきたい10のポイントをご紹介!(とよたハウジングガーデン)

    防災は「土地探し」から始まっている

    戸建て住宅の防災対策というと建物の性能に目が向きがちですが、実はその前段階である「土地探し」が被害の大きさを左右します。同じ建物でも、立地条件によって災害リスクは大きく変わるため、購入前の確認が欠かせません。

    ハザードマップを必ず確認する

    [caption id="attachment_12312" align="alignnone" width="1024"]画像出典:豊田市洪水ハザードマップ 崇化館・梅坪台・浄水・朝日丘・逢妻 画像出典:豊田市洪水ハザードマップ 崇化館・梅坪台・浄水・朝日丘・逢妻[/caption] 土地探しの際に必ず確認したいのが、自治体が公表しているハザードマップです。ハザードマップでは、洪水、内水氾濫、土砂災害、津波など、災害ごとの被害想定区域を確認できます。特に注意したいのは「想定最大規模」の被害で、過去に被害がなかった地域でも、将来的に浸水や土砂災害のリスクが示されている場合があります。 安全そうな印象だけで判断せず、複数の災害リスクを重ねて確認することが、防災につながる土地選びの基本です。

    地盤の強さと土地の履歴

    地盤の強さは、地震時の揺れの大きさや建物への影響に直結します。軟弱地盤では揺れが増幅されやすく、建物に大きな負担がかかるため注意が必要です。 また、埋立地や造成地、以前は田畑や沼地だった土地などは、地盤が弱いケースも少なくありません。購入前には地盤調査を実施し、必要に応じて地盤改良を行うことで、将来的なリスクを軽減できます。土地の価格だけでなく、見えない地盤の状態にも目を向けることが大切です。

    周辺環境も防災目線で確認

    土地だけでなく、周辺環境を防災の視点で確認することも重要です。最寄りの避難場所までの距離や経路が安全かどうか、災害時に通行できるかを事前に把握しておきましょう。また、近くに老朽化したブロック塀や建物、倒れやすい電柱がないかもチェックポイントです。 さらに、夜間や悪天候時でも避難しやすい環境かどうかを想像することで、より現実的な防災対策につながるでしょう。

    住宅構造の違いを知ることも防災対策の第一歩

    戸建て住宅には主に「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」という構造があります。それぞれに特徴があり、防災面での考え方も異なります。

    木造住宅の特徴と防災ポイント

    木造住宅は日本の戸建てで最も一般的な構造です。木は軽くしなやかな性質を持つため、地震の揺れを受け流しやすいという特徴があります。 ただし、防災性能は構造そのものよりも、耐震等級や設計、施工の質によって大きく左右されます。柱や梁の接合部に適切な金物を使用しているか、壁量のバランスが取れているかが重要なポイントです。また、火災対策として省令準耐火構造(※)を選ぶことで、安全性を高められるでしょう。 ※省令準耐火構造:建築基準法で定める準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅

    鉄骨造住宅の特徴と防災ポイント

    鉄骨造住宅は、柱や梁に鉄を使用することで高い強度を確保でき、間取りの自由度が高い点が特徴です。大空間や大きな開口部を設けやすい一方、建物が硬いため地震の揺れが伝わりやすい傾向があります。そのため、制震装置を取り入れるなど、揺れを抑える工夫が防災面では重要です。 また、鉄は錆びる可能性があるため、防錆処理や定期的な点検を行い、長期的な安全性を維持することが求められます。

    鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴と防災ポイント

    鉄筋コンクリート造(RC造)は、コンクリートと鉄筋を組み合わせた構造で、耐震性・耐火性・耐水性に優れています。災害時の安心感が高く、浸水や火災の被害を受けにくい点が大きなメリットです。 一方で、建築コストが高く、地盤条件によっては施工が難しい場合もあります。戸建て住宅では選択肢が限られますが、立地や予算に合えば、防災性能を重視した住まいとして有力な構造の一つです。

    構造選びで大切なのは「性能と設計のバランス」

    住宅の防災性は、構造の種類だけで決まるものではありません。木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造のいずれであっても、耐震等級や構造計算の内容、施工品質によって安全性は大きく変わります。 また、土地の地盤状況や周辺環境、家族構成に合った設計であることも重要です。「どの構造が一番強いか」ではなく、自分たちの暮らし方や立地条件に合った性能を備えているかという視点で選ぶことが、防災につながる家づくりのポイントです。

    地震に強い家をつくるためのポイント

    日本で戸建て住宅を建てる以上、地震への備えは最も重要な災害対策の一つです。住宅の構造や性能、間取りの工夫によって、地震時の被害は大きく変わります。 ここでは、家づくりの段階で押さえておきたい地震対策の基本を紹介します。

    耐震・制震・免震の違いを理解する

    地震対策には大きく分けて「耐震」「制震」「免震」の3つの考え方があります。 ● 耐震:建物自体を強くして揺れに耐える方法。現在の戸建て住宅では基本となる対策 ● 制震:揺れを吸収する装置を設置し、建物の揺れを抑える仕組み ● 免震:建物と地盤の間に装置を設け、揺れを建物に伝えにくくする仕組み 戸建てではコストや敷地条件から耐震や制震が選ばれることが多く、それぞれの特徴を理解したうえで選択することが大切です。

    耐震等級は「3」を目安に考える

    [caption id="attachment_12315" align="alignnone" width="1024"]出典:国土交通省「耐震性能を等級で確認して、安心の住まいづくり」冊子 出典:国土交通省「耐震性能を等級で確認して、安心の住まいづくり」冊子[/caption] 住宅の耐震性能を示す指標が「耐震等級」です。等級は1から3まであり、数字が大きいほど耐震性が高くなります。耐震等級3は、消防署や警察署と同等の耐震基準で、地震時の倒壊リスクを大きく下げることができます。 大地震後も住み続けられる可能性が高く、家族の安全確保につながる点が大きなメリットです。将来的な安心や資産価値の面からも、耐震等級3を一つの目安として検討すると良いでしょう。

    間取りと構造バランスを意識する

    地震に強い家をつくるには、建物の形や間取りも重要です。凹凸の少ないシンプルな形状は、揺れが均等に伝わりやすく、構造的に安定しやすいとされています。 一方、大きな吹き抜けや広い開口部は、設計次第で耐震性に影響を与えることがあります。そのため、構造計算をしっかり行い、壁や柱の配置バランスを取ることが欠かせません。デザイン性と耐震性を両立させる設計が、安心につながります。

    家具転倒を防ぐ設計と工夫

    地震時のけがの多くは、家具の転倒や落下物が原因とされています。建物の耐震性に加え、室内の安全対策も重要です。 造り付け収納を採用すれば、転倒リスクを大きく減らすことができます。また、後付け家具を固定できるよう、壁下地をあらかじめ補強しておくのも有効です。寝室や子ども部屋には背の高い家具を置かないなど、暮らし方を含めた対策を考えることで、地震時の被害をさらに抑えられるでしょう。

    台風・豪雨に強い家づくり

    近年は大型台風の上陸や、短時間で激しい雨が降る豪雨災害が増えています。風や雨による被害は、建物の外側だけでなく、設備や生活にも大きな影響を及ぼします。戸建て住宅では、設計段階から台風や豪雨を想定した備えが欠かせません。 豊田市では2001年以降は特に大きな災害は起こっていませんが、過去には豪雨災害が発生したことがあります(※)。豊田市で家づくりをする際は、台風・豪雨の対策も意識すると良いでしょう。 ※出典:豊田市役所「災害記録」

    浸水を想定した建物計画

    台風や豪雨による被害で特に注意したいのが浸水です。敷地の高低差や周辺道路の排水状況によっては、短時間で水が流れ込むこともあります。そのため、基礎を高めに設計する、玄関や勝手口に段差を設けるなど、浸水を前提とした計画が有効です。 また、分電盤や給湯器などの重要な設備を高い位置に設置しておくことで、被害後の復旧を早めることができます。土地条件に合わせた対策を検討することが重要です。

    屋根・外壁・窓の強度を高める

    強風対策として、屋根や外壁、窓の強度は重要なポイントです。屋根材は耐風性の高いものを選び、施工方法もしっかり確認しましょう。外壁の固定が甘いと、強風で剥がれ落ちる危険があります。 また、飛来物による被害を防ぐために、防災ガラスや雨戸、シャッターを設置するのも効果的です。特に大きな窓や道路に面した開口部は、台風時のリスクを意識した設計が求められます。

    雨水対策と排水計画を見直す

    豪雨時には、雨水が一気に流れ込み、排水が追いつかなくなることがあります。雨どいのサイズや設置位置が適切でないと、あふれた水が外壁や基礎に悪影響を与える原因になります。 敷地内の排水計画では、雨水桝や浸透桝を設けることで、水はけを良くする工夫が有効です。定期的な清掃や点検を前提に、詰まりにくい設計にしておくことも、被害を防ぐことにつながります。

    停電・断水に備える住宅設備

    地震や台風、豪雨などの災害時には、停電や断水が長引くケースも少なくありません。ライフラインが止まると、日常生活は一気に不便になります。非常時でも最低限の暮らしを維持するためには、住宅設備による備えが大きな支えとなるでしょう。

    太陽光発電と蓄電池

    太陽光発電と蓄電池は、停電時の電力確保に役立つ設備です。昼間に発電した電気を蓄電池にためておけば、夜間や停電時にも照明や冷蔵庫、スマートフォンの充電などに使用できます。すべての家電を使えるわけではありませんが、生活に必要な電力を確保できる点は大きな安心材料です。 また、平常時は電気代の削減にもつながるため、防災と省エネを両立できる設備として注目されています。 太陽光発電や蓄電池の設備を備える際には、自治体や国の補助金を活用できる場合があるため、ハウスメーカーに確認してみましょう。

    非常用電源・コンセントの工夫

    停電に備えるには、電源の確保だけでなく「どこで使えるか」も重要です。非常用コンセントを設置しておくことで、停電時でも特定の部屋や設備に電気を供給できます。 リビングやキッチン、情報収集に使う場所に設けておくと便利です。また、分電盤の回路を工夫し、最低限必要な照明やコンセントを優先的に使えるようにしておくことで、混乱を防ぐことができます。これらは設計段階での計画が重要となるため、担当者に相談するのがおすすめです。

    断水対策としての給水設備

    断水が発生すると、飲み水だけでなく、トイレや手洗いなど日常生活に大きな支障が出ます。対策として、貯水タンクの設置や、エコキュートに備わる非常用取水機能を活用する方法があります。これらを使えば、生活用水を一定量確保することが可能です。 また、屋外に散水栓を設けておくと、非常時の給水作業がしやすくなります。設備の存在を知り、使い方を事前に確認しておくことも大切です。

    防災は「住んでからの備え」も重要!

    どれだけ防災性能の高い住宅でも、住んでからの備えが不十分では、災害時に十分な力を発揮できません。非常時に落ち着いて行動するためには、日頃からの準備と家族で共有することが重要です。暮らしの中でできる防災対策を見直しておきましょう。 災害時に備えて、まず準備しておきたいのが防災備蓄です。飲料水や非常食、簡易トイレ、懐中電灯などは、最低でも数日分を用意しておくと安心です。備蓄品は収納場所を決め、誰でも取り出せるようにしておきましょう。 また、家族で避難場所や避難ルート、連絡方法を事前に話し合っておくことで、非常時の混乱を減らせます。特に子どもや高齢者がいる家庭では、役割分担を決めておくことも有効です。 定期的に備蓄品を見直し、防災意識を日常生活に取り入れることが、命と暮らしを守る備えにつながります。

    防災住宅はコストが高い?

    防災性能を高めた住宅は「費用がかかるのでは」と不安に感じる人も多いでしょう。確かに初期費用は増える傾向がありますが、災害後の生活や将来の負担まで考えると、見方は変わってきます。ここではコストの考え方を整理してみましょう。 防災住宅は、耐震性能の向上や設備の充実により、一般的な住宅より初期費用が高くなることがあります。しかし、災害時に建物が大きな被害を受けた場合、修繕費や仮住まい費用、生活再建にかかる負担は想像以上に大きくなります。防災性能を高めることは、こうした将来リスクを抑えるための投資とも言えるでしょう。 また、耐震等級が高い住宅や省令準耐火構造の住宅では、火災保険や地震保険の保険料が割安になるケースもあります。さらに、自治体によっては耐震化や防災設備に対する補助金制度が用意されていることもあるため、目先の費用だけでなく、長期的な安心や暮らしやすさを含めて判断することが大切です。

    防災を考えた家づくりは、とよたハウジングガーデンでモデルハウス見学・相談から始めよう

    防災を意識した家づくりを考えるうえで、実際に見て・比べて・相談できる場として心強いのが、とよたハウジングガーデンです。とよたハウジングガーデンは、複数のハウスメーカーのモデルハウスが集まる総合住宅展示場で、家づくりを検討し始めたばかりの方でも気軽に情報収集ができます。 会場では家づくり相談会も開催されており、建物のことだけでなく、土地探しや補助金制度についても専門家に相談できるのが大きな魅力です。特に防災や省エネ性能は、住宅会社ごとに考え方や強みが異なるため、一社だけで判断せず、複数のモデルハウスを見学して比較すると良いでしょう。構造や耐震対策、設備の違いを実物で確認することで、自分たちに合った住まいのイメージが具体化します。 また、モデルハウス見学予約をすると、プレゼントやギフトカードなどのお得な特典も。自分のペースで自由に見学したい方は、「モデルハウスフリー見学DAY」に参加するのも良いでしょう。 防災に強い住まいを実現するためにも、まずは足を運び、納得いくまで比較・相談することが、後悔しない家づくりへの第一歩です。 モデルハウスの事前見学予約・詳細はこちらでチェック! モデルハウスフリー見学DAYについて、詳しくはこちら   ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。

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    いずの うみ いずの うみ

    愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。 趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。

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