[ 特集 ]
【藤が丘】浅煎りがメインのカフェ「FREAK COFFEE ROASTERS」でコーヒーの概念が変わる!?
名古屋市名東区、地下鉄「藤が丘」駅から徒歩3分の場所にあるビルの一角に、浅煎りのコーヒーを専門的に扱うコーヒースタンド「FREAK COFFEE ROASTERS(フリーク コーヒー ロースターズ)」があります。
「スペシャルティコーヒーで浅煎りをメインにしたお店で働きたいが、全然ない。ならば自分たちで作ろう」とバリスタ仲間が集まり、2021年10月にお店をオープンしました。

コーヒーマニアのみならず、学生や主婦など幅広い人に愛されています。
今回は、「FREAK COFFEE ROASTERS」のマネージャー・下川修平さんにお店のこだわりや魅力について伺いました。
FREAK COFFEE ROASTERS ストアマネージャー 下川修平さん
CONTENTS
エスプレッソマシンが存在感を放つおしゃれな店内

– 「FREAK COFFEE ROASTERS」をオープンした経緯について教えてください。
下川さん:「もともとはカフェバーでバリスタとして働いていたのですが、スペシャルティコーヒーを専門的に扱いたいと思っていました。なかでも浅煎りの豆が好きで、浅煎りのコーヒーをメインにしているお店がなかったので、じゃあ自分たちで作ろう!とバリスタ仲間に声をかけたことがきっかけです。」
– なぜ藤が丘を選んだのでしょうか?
下川さん:「名古屋市内を中心に物件を探していて何軒か回ったのですが、このビルが圧倒的に格好良かったので藤が丘に決めました。約3年この場所に通っていますが、全然飽きないですね。」
– 確かに、ビルの入口からお店まで迷路のようになっていて、ワクワクしますね!

FREAK COFFEE ROASTERSは藤が丘駅近くのASKビルの2階にあります。

入り組んだ構造のビルを進んでいくと……

フロアの一番奥にお店を発見!
– お店をオープンするにあたって、特にこだわった部分はどこですか?
下川さん:「内装については、共同経営者の鈴木が海外でバリスタをしていたときに、かっこよかったというお店をイメージしています。あとは大きなエスプレッソマシーン。ブラック・イーグルといって、メタリックなデザインがスタイリッシュなので表と裏からじっくり見ていただきたいですね。」

ブラックイーグルのエスプレッソマシン


下川さん:「人間工学に基づいて開発されているため、操作性が抜群なのも特徴です。デザインも使いやすさも気に入っていて、どうしてもこれにしたくて導入しました。このお店の規模にしては大きなマシンなんですが、コーヒーのセミナーを開くときには3つのヘッド(抽出口)が使えるので大活躍しています。」

店内は大きなテーブルやベンチなどが並び、好きな場所でコーヒーを味わえます。

– ボードに書かれたアルファベットや数字は何ですか?
下川さん:「これは、コーヒーを淹れるときのレシピです。同じクオリティのコーヒーを提供するためにスタッフ内で共有するために書いていますが、お客さんが豆を購入する際に、このレシピで淹れると同じような味が出せるとお伝えしています。使っているマシンや環境によって微調整は必要ですが、目安として伝えています。」
浅煎りコーヒーを専門に扱う理由とは?

お店の入口付近は焙煎をするためのスペース
– 浅煎りのコーヒーをメインに提供しているとのことですが、なぜ浅煎りにこだわっているのでしょうか。
下川さん:「コーヒーは苦みが良いという印象があったのですが、香りや酸味にもさまざまな種類があると知って、その酸味や特性を活かしたコーヒーを共有したいと思ったためです。浅煎りのコーヒーは酸っぱくてネガティブな印象を持つ方が多いと思うのですがおいしい浅煎りのコーヒーは、酸味と言うより果実のような香りや味わいを感じられますよ。フルーツのような香りで温度によっても味わいが変わって、いろいろな表情を楽しめることが魅力です。ただし、抽出具合が難しいので焙煎や抽出を何度も行い、豆の個性を引き出せるように気をつけています。」

– コーヒーに果実感は意外な組み合わせな気がします。浅煎りのコーヒーを提供するにあたって、特にこだわっていることは何ですか?
下川さん:「私たちはコーヒー豆を焙煎してから提供するまでに、1週間以上『エイジング』させています。焙煎したばかりのコーヒー豆はガスが発生しやすいので、時間を置いてガス抜きすることで抽出効率が上がります。コーヒーに含まれる酸味・甘み・苦みなどの成分はそれぞれお湯への溶け出しやすさが異なるのですが、抽出効率はそれらの成分をお湯に取り出す効率です。コーヒーの酸味をおいしく出すには抽出効率を上げてちょうど良く調整する必要があるため、特に意識しています。」
– コーヒー豆の個性によってエイジング期間も変えているんですね。
下川さん:「はい。コーヒー豆は常時10種類くらいありますが、そのなかで飲み頃の豆はレジ横にピックアップしています。店に置いてあるコーヒー豆は、基本的にすべて飲めるので、味や香りが気になる方はスタッフに気軽に聞いてください。」

エイジングされた飲み頃のコーヒー豆
FREAK COFFEE ROASTERSのおすすめメニュー

FREAK COFFEE ROASTERSは、浅煎りをメインにさまざまな産地のコーヒー豆を扱っています。おすすめの飲み方は、ドリップコーヒー。フラスコに入れたコーヒーをおちょこに移し替えて飲むという、唯一無二のスタイルです。
ドリップコーヒー

ドリップコーヒー(600円〜)
この日飲み頃のコーヒー豆から選んだのは、コロンビアの「Lulo(ルロ)」。桃やマンゴーのようなジューシーで華やかな香りとさわやかな味わいが特徴です。アールグレイのような風味を感じることもあり、今までに飲んだことのない感覚!コーヒーの概念が変わるような一杯です。小さなおちょこで飲むことで一口ずつ味わって飲めるだけでなく、温度による変化も感じられます。
フラスコからおちょこに移し替える動作も、カフェではなかなかできない体験で新鮮です。
カフェラテ(ホット)

カフェラテ ホット(600円)
FREAK COFFEE ROASTERSにはコーヒーの苦みが苦手な人でも飲みやすいコーヒー豆が多くそろっていますが、カフェラテで飲むのもおすすめです。まろやかな口当たりとさわやかなコーヒーの香りが楽しめます。かわいらしいラテアートも写真に撮りたくなりますね。
ティラミス

ティラミス(600円)
パティシエの経験を持つ下川さんが一つひとつ丁寧に作るスイーツも人気です。ティラミスは、お店で抽出したエスプレッソをスポンジにたっぷりと染み込ませ、最後まで飽きずに食べられるように甘さを控えめにしています。

バナナブレッドやクッキー、ブラウニーなどの焼き菓子もあります。
コールドブリュー
夏の時期はコールドブリューもイチオシです。水とコーヒーの粉を8:1と、豆の比率を高めにして60度の低温で3時間かけて抽出します。浅煎りのコーヒーは15:1が理想とされていますが、コーヒーの味わいと香りを強く感じられ、氷が溶けることでちょうど良いバランスになるように考えられています。ファンからは「FREAKのコールドブリュー」と呼ばれる人気のドリンクです。
クラフトビール

FREAK COFFEE ROASTERSでは、スウェーデンのブルワー「Brewski(ブリュースキー)」のクラフトビールも楽しめます。ホップの代わりに果実を使っているため、フルーティーでビアカクテルのような飲みやすさが特徴です。果実感のある浅煎りコーヒーを扱うFREAK COFFEE ROASTERSのコンセプトにもマッチしています。

飲む箇所によって味わい方が変わるグラスも特徴的です。
FREAK COFFEE ROASTERSで、新たなコーヒーの魅力にハマるかも!?

「コーヒーは苦いもの」という概念をガラッと変えるFREAK COFFEE ROASTERS。浅煎りのコーヒーの酸味は酸っぱさでなく果実のようなジューシーさやさわやかな風味が楽しめます。「FREAK」とは、熱狂的な、異常、変人、といった意味合いを持ちます。コーヒーフリークといえばかなりのコーヒー好きを意味し、お店にはかなりのコーヒーツウが集まるのだそう。しかし、学生や女性、ファミリーからも幅広く愛されているお店のため、誰でも気軽に入りやすいでしょう。
浅煎りコーヒーならではの魅力に、あなたもハマるかもしれません。
※掲載情報は取材時のものになります。
最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。
エスプレッソマシンが存在感を放つおしゃれな店内
- 「FREAK COFFEE ROASTERS」をオープンした経緯について教えてください。
下川さん:「もともとはカフェバーでバリスタとして働いていたのですが、スペシャルティコーヒーを専門的に扱いたいと思っていました。なかでも浅煎りの豆が好きで、浅煎りのコーヒーをメインにしているお店がなかったので、じゃあ自分たちで作ろう!とバリスタ仲間に声をかけたことがきっかけです。」
- なぜ藤が丘を選んだのでしょうか?
下川さん:「名古屋市内を中心に物件を探していて何軒か回ったのですが、このビルが圧倒的に格好良かったので藤が丘に決めました。約3年この場所に通っていますが、全然飽きないですね。」
- 確かに、ビルの入口からお店まで迷路のようになっていて、ワクワクしますね!
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FREAK COFFEE ROASTERSは藤が丘駅近くのASKビルの2階にあります。[/caption]
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入り組んだ構造のビルを進んでいくと……[/caption]
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フロアの一番奥にお店を発見![/caption]
- お店をオープンするにあたって、特にこだわった部分はどこですか?
下川さん:「内装については、共同経営者の鈴木が海外でバリスタをしていたときに、かっこよかったというお店をイメージしています。あとは大きなエスプレッソマシーン。ブラック・イーグルといって、メタリックなデザインがスタイリッシュなので表と裏からじっくり見ていただきたいですね。」
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ブラックイーグルのエスプレッソマシン[/caption]
下川さん:「人間工学に基づいて開発されているため、操作性が抜群なのも特徴です。デザインも使いやすさも気に入っていて、どうしてもこれにしたくて導入しました。このお店の規模にしては大きなマシンなんですが、コーヒーのセミナーを開くときには3つのヘッド(抽出口)が使えるので大活躍しています。」
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店内は大きなテーブルやベンチなどが並び、好きな場所でコーヒーを味わえます。[/caption]
- ボードに書かれたアルファベットや数字は何ですか?
下川さん:「これは、コーヒーを淹れるときのレシピです。同じクオリティのコーヒーを提供するためにスタッフ内で共有するために書いていますが、お客さんが豆を購入する際に、このレシピで淹れると同じような味が出せるとお伝えしています。使っているマシンや環境によって微調整は必要ですが、目安として伝えています。」
浅煎りコーヒーを専門に扱う理由とは?
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お店の入口付近は焙煎をするためのスペース[/caption]
- 浅煎りのコーヒーをメインに提供しているとのことですが、なぜ浅煎りにこだわっているのでしょうか。
下川さん:「コーヒーは苦みが良いという印象があったのですが、香りや酸味にもさまざまな種類があると知って、その酸味や特性を活かしたコーヒーを共有したいと思ったためです。浅煎りのコーヒーは酸っぱくてネガティブな印象を持つ方が多いと思うのですがおいしい浅煎りのコーヒーは、酸味と言うより果実のような香りや味わいを感じられますよ。フルーツのような香りで温度によっても味わいが変わって、いろいろな表情を楽しめることが魅力です。ただし、抽出具合が難しいので焙煎や抽出を何度も行い、豆の個性を引き出せるように気をつけています。」
- コーヒーに果実感は意外な組み合わせな気がします。浅煎りのコーヒーを提供するにあたって、特にこだわっていることは何ですか?
下川さん:「私たちはコーヒー豆を焙煎してから提供するまでに、1週間以上『エイジング』させています。焙煎したばかりのコーヒー豆はガスが発生しやすいので、時間を置いてガス抜きすることで抽出効率が上がります。コーヒーに含まれる酸味・甘み・苦みなどの成分はそれぞれお湯への溶け出しやすさが異なるのですが、抽出効率はそれらの成分をお湯に取り出す効率です。コーヒーの酸味をおいしく出すには抽出効率を上げてちょうど良く調整する必要があるため、特に意識しています。」
- コーヒー豆の個性によってエイジング期間も変えているんですね。
下川さん:「はい。コーヒー豆は常時10種類くらいありますが、そのなかで飲み頃の豆はレジ横にピックアップしています。店に置いてあるコーヒー豆は、基本的にすべて飲めるので、味や香りが気になる方はスタッフに気軽に聞いてください。」
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エイジングされた飲み頃のコーヒー豆[/caption]
FREAK COFFEE ROASTERSのおすすめメニュー
FREAK COFFEE ROASTERSは、浅煎りをメインにさまざまな産地のコーヒー豆を扱っています。おすすめの飲み方は、ドリップコーヒー。フラスコに入れたコーヒーをおちょこに移し替えて飲むという、唯一無二のスタイルです。
ドリップコーヒー
[caption id="attachment_7026" align="alignnone" width="1024"]
ドリップコーヒー(600円〜)[/caption]
この日飲み頃のコーヒー豆から選んだのは、コロンビアの「Lulo(ルロ)」。桃やマンゴーのようなジューシーで華やかな香りとさわやかな味わいが特徴です。アールグレイのような風味を感じることもあり、今までに飲んだことのない感覚!コーヒーの概念が変わるような一杯です。小さなおちょこで飲むことで一口ずつ味わって飲めるだけでなく、温度による変化も感じられます。
フラスコからおちょこに移し替える動作も、カフェではなかなかできない体験で新鮮です。
カフェラテ(ホット)
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カフェラテ ホット(600円)[/caption]
FREAK COFFEE ROASTERSにはコーヒーの苦みが苦手な人でも飲みやすいコーヒー豆が多くそろっていますが、カフェラテで飲むのもおすすめです。まろやかな口当たりとさわやかなコーヒーの香りが楽しめます。かわいらしいラテアートも写真に撮りたくなりますね。
ティラミス
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ティラミス(600円)[/caption]
パティシエの経験を持つ下川さんが一つひとつ丁寧に作るスイーツも人気です。ティラミスは、お店で抽出したエスプレッソをスポンジにたっぷりと染み込ませ、最後まで飽きずに食べられるように甘さを控えめにしています。
バナナブレッドやクッキー、ブラウニーなどの焼き菓子もあります。
コールドブリュー
夏の時期はコールドブリューもイチオシです。水とコーヒーの粉を8:1と、豆の比率を高めにして60度の低温で3時間かけて抽出します。浅煎りのコーヒーは15:1が理想とされていますが、コーヒーの味わいと香りを強く感じられ、氷が溶けることでちょうど良いバランスになるように考えられています。ファンからは「FREAKのコールドブリュー」と呼ばれる人気のドリンクです。クラフトビール
FREAK COFFEE ROASTERSでは、スウェーデンのブルワー「Brewski(ブリュースキー)」のクラフトビールも楽しめます。ホップの代わりに果実を使っているため、フルーティーでビアカクテルのような飲みやすさが特徴です。果実感のある浅煎りコーヒーを扱うFREAK COFFEE ROASTERSのコンセプトにもマッチしています。
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飲む箇所によって味わい方が変わるグラスも特徴的です。[/caption]
FREAK COFFEE ROASTERSで、新たなコーヒーの魅力にハマるかも!?
「コーヒーは苦いもの」という概念をガラッと変えるFREAK COFFEE ROASTERS。浅煎りのコーヒーの酸味は酸っぱさでなく果実のようなジューシーさやさわやかな風味が楽しめます。「FREAK」とは、熱狂的な、異常、変人、といった意味合いを持ちます。コーヒーフリークといえばかなりのコーヒー好きを意味し、お店にはかなりのコーヒーツウが集まるのだそう。しかし、学生や女性、ファミリーからも幅広く愛されているお店のため、誰でも気軽に入りやすいでしょう。
浅煎りコーヒーならではの魅力に、あなたもハマるかもしれません。
※掲載情報は取材時のものになります。
最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。 SHOP DATA
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FREAK COFFEE ROASTERS(フリークコーヒーロースターズ)
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住所
愛知県名古屋市名東区藤が丘116 ASKビル2F -
営業時間
10:00 〜 19:00 -
定休日
金曜日 -
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