[ 特集 ]
防災にも役立つアウトドアグッズ9選をご紹介!(By SWEN)
防災グッズは、できれば使う機会があってほしくないもの。しかし、準備していなければ緊急時は慌ててしまうかもしれません。
今回、防災に役立つアウトドアグッズを教えていただくアウトドアショップSWENのスタッフさんは、数年前に断水と停電を経験されました。それにより、「アウトドアグッズがあるのとないのでは、安心感が違った」と言います。
本記事では、SWENスタッフさんの経験に基づいて役に立ったアウトドア用品を厳選してご紹介します。「防災の備えに不安がある」「最低限、何を揃えておけばいいのか分からない」。このような方は、ぜひ参考にしてくださいね。
初心者でも楽しめるアウトドアショップ「SWEN」とは?
https://www.machikuru.jp/special/p2684/
※2024年2月取材時の情報です。
CONTENTS
防災にも使えるアウトドアグッズとは?
アウトドア商品の特徴は、「コンパクト」であること。軽くて持ち運びしやすい特徴は、防災で重要な「すぐに持ち出せる」と合致するため、緊急時に役立ちます。
「コンパクトなランタン」は複数あれば安心
停電時になくてはならないランタンは、充電式でコンパクトなLEDタイプがおすすめです。複数あれば、万が一充電が切れても代替できます。また、収納スペースを占めないのも魅力的。大きなランタンを1つ収納するスペースがあれば、コンパクトランタンなら3〜4個置けます。
SWENスタッフさん:「LEDランタンは充電が必要なので、電池式がよいと感じる方もいます。でも、日常で使う機会を増やすと、自然に充電する癖がつくんです。例えば、わたしは夜間の犬の散歩でも使用しています。散歩から帰った後に充電するため、いつでも身につけられる状態ですね」
「保存食」はさまざまな種類を
一般的に、食べものの備えは1週間分を用意すれば安心です。とはいえ、常時蓄えておくには収納スペースを確保するのが困難な場合もあるでしょう。収納スペースが少ない方やファミリーの場合は、登山で食べる保存食を数種類ストックするのがおすすめです。
SWENスタッフさん:「ただストックするだけでなく、保存食を食べる経験を身につけることも大切です。作り方を知っていれば、緊急時に慌てる心配はありません。わたしは趣味で山登りするので、3日分は登山用のリュックに常備していますよ」
さまざまな種類の保存食を揃えれば、飽きずに食べられます。収納スペースに余裕がある場合は、コンパクトな登山用の保存食を1週間分備えておきましょう。
飲料用・トイレ用の「水」
水は、飲料水だけなら2リットルのペットボトルが6本あれば安心です。しかし、トイレが使えても断水している状態なら、倍以上の水が必要になります。
SWENスタッフさん:「一番困ったのはトイレでした。トイレが使える状態でも、断水中だと水が使えません。メーカーにもよりますが、トイレを1回使用するだけで約5リットルの水を使います。飲料用はもちろん、トイレ用の水を確保するのも大切です」
– トイレは忘れがちです。ちなみに、もしトイレが使えない状況なら何を備えるべきでしょうか?
SWENスタッフさん:「登山者が持っている、携帯トイレですね。というのも、山の上は水がほぼない環境であり、山小屋のトイレは有料の場合が多いです。災害時に似たような状況を考えると、携帯トイレがあれば役立ちます!」
– サイズは小さいのですか?
SWENスタッフさん:「飲食店で出してもらえる、ウエットティッシュほどのサイズと薄さですね。ジェル状になる粉を振りかければ固まり、そのまま捨てられる仕様です。水をストックする場所があまり確保できない場合は、携帯トイレを2〜3個持っておくと安心ですね」
コンパクトな調理器具「クッカー」
非常時のストレスは、食事面を整えるだけでも最小限に抑えられます。クッカーはコンパクトでありながら、湯沸かし・フライパン・飯ごうなど、用途がさまざま。自力で調理できるように備えていれば食事の幅も広がります。
「バーナー」があればライフラインが止まっても安心
食事は電気やガスが止まると質素になりがちです。温かい飲み物や食事をとれれば、災害時でも心と体はホッとするもの。バーナーは、それを叶えるツールです。
SWENスタッフさん:「バーナーは、クッカーの中に収納できるコンパクトなタイプがあります。常にまとめておけば、持ち出す際に一式取り出すだけなので楽ですよ」
– カセットコンロだと収納面は厳しそうですよね……。
SWENスタッフさん:「そうですね。カセットコンロで使うCB缶はペットボトル500ミリリットルほどの大きさなので、収納や持ち出しには不便かもしれません。OD缶(アウトドア用のガス缶)を使用するバーナーは、クッカーの中に収まるのでかさばりませんよ」
– とっさの判断で持ち出すなら、バーナー・ガス缶・クッカーがまとまっていれば安心ですね。
SWENスタッフさん:「備えていれば安心ですが、バーナーとクッカーに使い慣れておくことも大切です。初めて使用するのが非常時だと、火の扱いに不安を感じるかもしれません」
汎用性が魅力の「シェラカップ」
お皿やコップの替わりになる、シェラカップ。重ねられる仕様なので、人数分用意してもかさばりません。また、「メモリ付き」や「直火可能」もあるため、万能な調理器具にもなります。
バーナーやクッカーと一緒にまとめて収納すれば、食事で必要なものが一通り揃う状態を確保できます。
上掛けとしても使える「エマージェンシーシート」
エマージェンシーシートとは、緊急時に体を温めて雨風をしのげられる防災グッズです。アウトドアでは、山で遭難した際に汗冷えを防ぐ目的として使われています。
エマージェンシーシートが万能な点は、コンパクトであり汎用性が高いこと。例えば、裏と表で色が違う仕様は、使用時の効果も異なります。銀色の面は熱をはね返す効果があり、夏に使用すれば暑さを感じにくい。金色の面は光を集める作用により、冬場はあたたかさを感じられるのです。
SWENスタッフさん:「エマージェンシーシートは、緊急時の上掛けとして使えます。さらに、急な雨でも頭から覆えば簡易的な傘の役割も担うことができます。シート状のものは汎用性があるので1つあれば安心ですよ!」
注意点は、アルミ箔特有の音が鳴ること。商品によって音が少ない仕様もあるので購入する際は注意してください。音が苦手な方は、寝袋の中で使う「キャンプシーツ」もおすすめ。薄い生地の寝袋であり、寝具替わりとして役立ちます。
ギザギザした形状の「マット」
寝具で大切なのはマットです。マットがなければ背中や腰が痛くなり、避難時にストレスを感じることもあるでしょう。簡易的な寝具には、あえて「ギザギザした形状のマット」がおすすめであるとSWENスタッフさんは言います。
SWENスタッフさん:「ギザギザした形状のマットは、使う用途に合わせて切って使える汎用性が魅力です。本来なら空気を入れるマットや寝袋と言いたいところですが、かさばるため瞬時の判断で持って出られないかもしれません。単身ならマットに、ファミリーならカットして座布団替わりにもなりますよ!」
アウトドア用の「キッチンクリーナー」
断水中だと食器の洗い物は意外に困ります。しかし、アウトドア用のキッチンクリーナーなら使用したお皿に吹きかけて拭き取るだけ。油汚れもきれいに落とせます。
おすすめのキッチンクリーナーは、グリーンモーションの「ECO KITCHEN CLEANER」。洗浄成分である界面活性剤は1%に抑え、98%は水でできたキッチンクリーナーです。
SWENスタッフさん:「こちらの商品は、極寒のキャンプで役立つアイテムです。冷水での洗い物は苦痛ですが、このキッチンクリーナーがあれば水を使わずに食器をきれいにできます。ちなみに、希釈タイプの詰め替え用もあります。家庭用と防災用でボトルを分ければどんなシーンでも活躍する、優れものですね!」
防災で役立つアウトドアグッズは
日常で使い慣れておこう!
今回ご紹介したアウトドアグッズは最低限防災で役立つものであり、すべて揃えても万全ではありません。とはいえ、アウトドア用品はコンパクトなので収納に困らず、日常で使えるメリットがあります。備えることで万が一の安心材料になり、アウトドアのハードルも下がるでしょう。
「防災は、心配なタスクをどれだけ減らせるかが重要です。ご紹介した防災に役立つアウトドア用品を日頃から使い慣れておくと、緊急時に役立ちます」と、SWENスタッフさんは言います。
防災の備えが不安な方、手軽に防災アイテムを揃えたい方は、お気軽にSWENへお立ち寄りください。防災の観点から、さまざまな商品を提案してもらえますよ!
※掲載情報は取材時のものになります。
最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。
防災にも使えるアウトドアグッズとは?
アウトドア商品の特徴は、「コンパクト」であること。軽くて持ち運びしやすい特徴は、防災で重要な「すぐに持ち出せる」と合致するため、緊急時に役立ちます。「コンパクトなランタン」は複数あれば安心
[caption id="attachment_6090" align="alignnone" width="1024"] 手のひらサイズのランタンなら、カバンに付けられます![/caption] 停電時になくてはならないランタンは、充電式でコンパクトなLEDタイプがおすすめです。複数あれば、万が一充電が切れても代替できます。また、収納スペースを占めないのも魅力的。大きなランタンを1つ収納するスペースがあれば、コンパクトランタンなら3〜4個置けます。 SWENスタッフさん:「LEDランタンは充電が必要なので、電池式がよいと感じる方もいます。でも、日常で使う機会を増やすと、自然に充電する癖がつくんです。例えば、わたしは夜間の犬の散歩でも使用しています。散歩から帰った後に充電するため、いつでも身につけられる状態ですね」「保存食」はさまざまな種類を
一般的に、食べものの備えは1週間分を用意すれば安心です。とはいえ、常時蓄えておくには収納スペースを確保するのが困難な場合もあるでしょう。収納スペースが少ない方やファミリーの場合は、登山で食べる保存食を数種類ストックするのがおすすめです。 [caption id="attachment_6086" align="alignnone" width="1024"] 登山者に人気のアルファ米。水やお湯を注ぐだけで完成。[/caption] SWENスタッフさん:「ただストックするだけでなく、保存食を食べる経験を身につけることも大切です。作り方を知っていれば、緊急時に慌てる心配はありません。わたしは趣味で山登りするので、3日分は登山用のリュックに常備していますよ」 [caption id="attachment_6089" align="alignnone" width="1024"] あんこは栄養価が高くて腹持ちもよいため、保存食として優秀[/caption] [caption id="attachment_6091" align="alignnone" width="1000"] こちらのパンは柔らかく、子どもやお年寄りでも食べやすい。[/caption] さまざまな種類の保存食を揃えれば、飽きずに食べられます。収納スペースに余裕がある場合は、コンパクトな登山用の保存食を1週間分備えておきましょう。飲料用・トイレ用の「水」
水は、飲料水だけなら2リットルのペットボトルが6本あれば安心です。しかし、トイレが使えても断水している状態なら、倍以上の水が必要になります。 SWENスタッフさん:「一番困ったのはトイレでした。トイレが使える状態でも、断水中だと水が使えません。メーカーにもよりますが、トイレを1回使用するだけで約5リットルの水を使います。飲料用はもちろん、トイレ用の水を確保するのも大切です」 - トイレは忘れがちです。ちなみに、もしトイレが使えない状況なら何を備えるべきでしょうか? SWENスタッフさん:「登山者が持っている、携帯トイレですね。というのも、山の上は水がほぼない環境であり、山小屋のトイレは有料の場合が多いです。災害時に似たような状況を考えると、携帯トイレがあれば役立ちます!」 - サイズは小さいのですか? SWENスタッフさん:「飲食店で出してもらえる、ウエットティッシュほどのサイズと薄さですね。ジェル状になる粉を振りかければ固まり、そのまま捨てられる仕様です。水をストックする場所があまり確保できない場合は、携帯トイレを2〜3個持っておくと安心ですね」コンパクトな調理器具「クッカー」
非常時のストレスは、食事面を整えるだけでも最小限に抑えられます。クッカーはコンパクトでありながら、湯沸かし・フライパン・飯ごうなど、用途がさまざま。自力で調理できるように備えていれば食事の幅も広がります。「バーナー」があればライフラインが止まっても安心
[caption id="attachment_6088" align="alignnone" width="1024"] 上部はバーナー、下部がOD缶[/caption] 食事は電気やガスが止まると質素になりがちです。温かい飲み物や食事をとれれば、災害時でも心と体はホッとするもの。バーナーは、それを叶えるツールです。 SWENスタッフさん:「バーナーは、クッカーの中に収納できるコンパクトなタイプがあります。常にまとめておけば、持ち出す際に一式取り出すだけなので楽ですよ」 - カセットコンロだと収納面は厳しそうですよね……。 SWENスタッフさん:「そうですね。カセットコンロで使うCB缶はペットボトル500ミリリットルほどの大きさなので、収納や持ち出しには不便かもしれません。OD缶(アウトドア用のガス缶)を使用するバーナーは、クッカーの中に収まるのでかさばりませんよ」 - とっさの判断で持ち出すなら、バーナー・ガス缶・クッカーがまとまっていれば安心ですね。 SWENスタッフさん:「備えていれば安心ですが、バーナーとクッカーに使い慣れておくことも大切です。初めて使用するのが非常時だと、火の扱いに不安を感じるかもしれません」汎用性が魅力の「シェラカップ」
[caption id="attachment_6083" align="alignnone" width="1024"] 大きさは、手のひらサイズがベスト[/caption] お皿やコップの替わりになる、シェラカップ。重ねられる仕様なので、人数分用意してもかさばりません。また、「メモリ付き」や「直火可能」もあるため、万能な調理器具にもなります。 バーナーやクッカーと一緒にまとめて収納すれば、食事で必要なものが一通り揃う状態を確保できます。上掛けとしても使える「エマージェンシーシート」
エマージェンシーシートとは、緊急時に体を温めて雨風をしのげられる防災グッズです。アウトドアでは、山で遭難した際に汗冷えを防ぐ目的として使われています。 エマージェンシーシートが万能な点は、コンパクトであり汎用性が高いこと。例えば、裏と表で色が違う仕様は、使用時の効果も異なります。銀色の面は熱をはね返す効果があり、夏に使用すれば暑さを感じにくい。金色の面は光を集める作用により、冬場はあたたかさを感じられるのです。 SWENスタッフさん:「エマージェンシーシートは、緊急時の上掛けとして使えます。さらに、急な雨でも頭から覆えば簡易的な傘の役割も担うことができます。シート状のものは汎用性があるので1つあれば安心ですよ!」 [caption id="attachment_6081" align="alignnone" width="1000"] キャンプシーツは、アウトドアメーカーからも販売している[/caption] 注意点は、アルミ箔特有の音が鳴ること。商品によって音が少ない仕様もあるので購入する際は注意してください。音が苦手な方は、寝袋の中で使う「キャンプシーツ」もおすすめ。薄い生地の寝袋であり、寝具替わりとして役立ちます。ギザギザした形状の「マット」
寝具で大切なのはマットです。マットがなければ背中や腰が痛くなり、避難時にストレスを感じることもあるでしょう。簡易的な寝具には、あえて「ギザギザした形状のマット」がおすすめであるとSWENスタッフさんは言います。 SWENスタッフさん:「ギザギザした形状のマットは、使う用途に合わせて切って使える汎用性が魅力です。本来なら空気を入れるマットや寝袋と言いたいところですが、かさばるため瞬時の判断で持って出られないかもしれません。単身ならマットに、ファミリーならカットして座布団替わりにもなりますよ!」アウトドア用の「キッチンクリーナー」
[caption id="attachment_6082" align="alignnone" width="1024"] グリーンモーションの「ECO KITCHEN CLEANER」[/caption] 断水中だと食器の洗い物は意外に困ります。しかし、アウトドア用のキッチンクリーナーなら使用したお皿に吹きかけて拭き取るだけ。油汚れもきれいに落とせます。 おすすめのキッチンクリーナーは、グリーンモーションの「ECO KITCHEN CLEANER」。洗浄成分である界面活性剤は1%に抑え、98%は水でできたキッチンクリーナーです。 SWENスタッフさん:「こちらの商品は、極寒のキャンプで役立つアイテムです。冷水での洗い物は苦痛ですが、このキッチンクリーナーがあれば水を使わずに食器をきれいにできます。ちなみに、希釈タイプの詰め替え用もあります。家庭用と防災用でボトルを分ければどんなシーンでも活躍する、優れものですね!」防災で役立つアウトドアグッズは 日常で使い慣れておこう!
今回ご紹介したアウトドアグッズは最低限防災で役立つものであり、すべて揃えても万全ではありません。とはいえ、アウトドア用品はコンパクトなので収納に困らず、日常で使えるメリットがあります。備えることで万が一の安心材料になり、アウトドアのハードルも下がるでしょう。 「防災は、心配なタスクをどれだけ減らせるかが重要です。ご紹介した防災に役立つアウトドア用品を日頃から使い慣れておくと、緊急時に役立ちます」と、SWENスタッフさんは言います。 防災の備えが不安な方、手軽に防災アイテムを揃えたい方は、お気軽にSWENへお立ち寄りください。防災の観点から、さまざまな商品を提案してもらえますよ! ※掲載情報は取材時のものになります。 最新情報は、対象施設・店舗の公式ホームぺージ等でご確認ください。SHOP DATA
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